タム3700形とは? わかりやすく解説

タム3700形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 02:52 UTC 版)

国鉄タム3700形貨車」の記事における「タム3700形」の解説

タム3700形はメタノール専用15t私有貨車である。本形式の他にメタノール専用種別とする形式には、タ2900形39両)、タ3500形(9両)、タム3400形(1両)、タム3450形(1両)、タム23700形(1両)、タサ3800形109両)、タキ5200形109両)、タキ7950形(25両)の8形式があった。私有貨車ではポピュラー積荷であり、本形式日本初新製車によるメタノール専用車である。 1951年昭和26年12月13日から1963年昭和38年1月11日にかけて74両(タム3700 - タム3773)が日立製作所新潟鐵工所造機車輌川崎車輛若松車輛汽車製造富士重工業日本車輌製造飯野重工業にて製造された。 落成時の所有者は、日新化学工業日本瓦斯化学工業、(その後合併により三菱瓦斯化学社名変更)、東洋高圧工業日本水素工業日本石油輸送東邦理化工業協和ガス化学の7社であった1964年昭和34年10月6日に2両(タム3701, タム3702)がタム6904, タム6905(タム6900形)へ改造された。 1968年昭和43年8月に1両(タム3719)がタム23719(タム23700形)へ改称された。(後述貨物列車最高速度引き上げが行われた1968年昭和43年10月1日ダイヤ改正対応のため、一段リンク式として落成した車両軸ばね支持方式二段リンク式改造された。 1979年昭和54年10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性物質引火性液体危険性度合2(中))が標記された。 鉄道輸送よりトラック輸送切り替わり始めた1972年昭和47年)より廃車始まった。当形式積荷サイズ15tトラック輸送切り替わるには適当な大きさであったまた、1968年から1978年昭和53年)にかけて10両(タム3715, タム3716, タム3729, タム3730, タム3732 - タム3734, タム3739, タム3756, タム3761)がタム8102, タム8107, タム8103 - タム8106, タム8108, タム8101, タム8109, タム8110(タム8100形。(飲用アルコール専用)へ専用種別変更のうえ改称された。 キセ外板)なしドーム付きタンク車であり、荷役方式マンホールによる上入れ吐出管による下出し式である。 塗色は、黒であり、全長は8,230mm、全幅は2,432mm、全高は3,703mm、軸距は4,000mm - 4,400mm、自重は19.2t - 21.1t、換算両数は積車2.6、空車1.2、最高運速度は75km/h、車軸12t長軸であった2000年平成12年2月最後まで在籍した5両(タム3706, タム3710, タム3711, タム3742, タム3744)が廃車になり同時に形式消滅となった

※この「タム3700形」の解説は、「国鉄タム3700形貨車」の解説の一部です。
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