タム400形とは? わかりやすく解説

タム400形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/06 15:30 UTC 版)

国鉄タム400形貨車」の記事における「タム400形」の解説

タム400形は、1928年昭和3年)の車両称号規程改正によりリ2510形(リ2510、リ2511→タム400タム401)、ア2560形(ア2560、ア2561→タム402タム403)の合計4両を改番誕生した形式である。種車となったリ2510形は1926年大正15年)に新潟鐵工所にて製造された車両である。 タム400形となった後も1968年昭和43年9月10日までの40年間に渡り417両(タム400 - タム499、タム1400 - タム1698、タム10400 - タム10417)が新潟鐵工所三菱重工業日立製作所日本車輌製造等にて製造または改造編入された。またその後形式より多数車両改造され他形式となった。 本形式の他に「濃硫酸」又は「濃硫酸及び発煙硫酸」を専用種別とする貨車は、タキ300形469両)、タキ4000形351両)、タキ5750形(500両)、タキ29300形(62両)、タキ46000形(71両)等実に21形式が存在した貨物列車最高速度引き上げが行われた1968年昭和43年10月1日ダイヤ改正対応のため、軸距3,500mm未満車両強制廃車された。軸距3,500mm以上の大半車両軸ばね支持方式二段リンク式改造され、最高運速度は65km/hから75km/hへ引き上げられた。 1979年昭和54年10月より化成品分類番号「侵(禁84」(侵食性の物質反応する物質腐食性物質、禁水指定のもの)が標記された。 長年にわたり増備されたためロットによる寸法の幅が広い。全長は5,380mm - 8,000mm、全幅は2,004mm - 2,388mm、全高は3,135mm - 3,425mm、軸距は2,743mm - 4,000mm、実容積は8.0m3 - 9.3m3、自重は8.0t - 10.3t、換算両数は積車2.4、空車1.0車軸12t長軸であった1987年昭和62年4月国鉄分割民営化時には9両(タム1556、タム1557、タム10402 - タム10407、タム10410)の車籍がJR貨物継承されたが、1989年平成元年11月最後まで在籍した1両(タム10410)が廃車となり同時に形式消滅となった

※この「タム400形」の解説は、「国鉄タム400形貨車」の解説の一部です。
「タム400形」を含む「国鉄タム400形貨車」の記事については、「国鉄タム400形貨車」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「タム400形」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「タム400形」の関連用語

タム400形のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



タム400形のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの国鉄タム400形貨車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS