タキ300形とは? わかりやすく解説

タキ300形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/17 18:58 UTC 版)

国鉄タキ300形貨車」の記事における「タキ300形」の解説

タキ300形は濃硫酸及び発煙硫酸専用の30t積タンク車として1932年昭和7年6月4日から1976年昭和51年12月10日にかけて483両(コタキ300 - コタキ399コタキ1300 - コタキ1306、コタキ1311 - コタキ1399、コタキ4300 - コタキ4586)が日本車輌製造新潟鐵工所日立製作所三菱重工業川崎車輛汽車製造富士重工業飯野重工業造機車輌帝國車輛工業富士車輌11社で製作された。この内14両は他形式シキ150形シキ151コタキ1305 - コタキ1306)、タキ1700形コタキ1700コタキ1713 - コタキ1715、コタキ1723、コタキ1718コタキ1710、コタキ1706)→コタキ4423 - コタキ4427、コタキ4580 - コタキ4582)、タキ6000形コタキ6000 - コタキ6001→コタキ4437 - コタキ4438)、タ580形(タ1580・タ1581→コタキ4473・コタキ4474))からの改造編入車である。この製造期間日本タンク車では最長記録である。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 本形式の他に「濃硫酸」又は「濃硫酸及び発煙硫酸」を専用種別とする貨車は、タム400形418両)、タキ4000形351両)、タキ5750形(500両)、タキ46000形(71両)等実に21形式が存在したドーム付き円筒型タンク体は、普通鋼一般構造用圧延鋼材、SS41現在のSS400)製で荷役方式タンク上部マンホール又は積込口からの上入れ、液出管と空気使用による上出方式である。 1979年昭和54年10月より化成品分類番号「侵(禁84」(侵食性の物質反応する物質腐食性物質、禁水指定のもの)が標記された。 車体色黒色寸法関係は長期間に渡る製作期間のため様々であるが一例として全長は9,000mm、全幅は2,720mm、全高は3,471mm、台車中心間距離は4,900mm、実容積は16.2m3 - 19.0m3、自重は13.8t - 17.5t、換算両数は積車4.5空車2.0であり、台車はベッテンドルフ式のTR41C、TR41D-4である。 1987年昭和62年4月国鉄分割民営化時には275両の車籍がJR貨物継承され1995年平成7年)度末時点では35両が現存していたが、2007年平成19年10月最後まで在籍した3両(コタキ4523、コタキ4581、コタキ4582)が廃車となり同時に形式消滅となった

※この「タキ300形」の解説は、「国鉄タキ300形貨車」の解説の一部です。
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