タキ2550形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/06 13:38 UTC 版)
「国鉄タサ2300形貨車」の記事における「タキ2550形」の解説
前述のとおりタサ2300形から1956年(昭和31年)7月17日に3両そろって専用種別変更(カセイソーダ液→濃硫酸)が日本車輌製造にて行われ形式名は新形式であるタキ2550形(コタキ2550 - コタキ2552)とされた。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 本形式の他に「濃硫酸」又は「濃硫酸及び発煙硫酸」を専用種別とする貨車は、タム400形(418両)、タキ300形(483両)、タキ4000形(353両)、タキ5750形(500両)等実に21形式が存在した。 所有者は、タサ2300形時代から変わらず三井化学工業であり常備駅も笠寺駅のままであった。1968年(昭和43年)10月21日に三井東圧化学へ名義変更(社名変更)された。 タンク体は、普通鋼(一般構造用圧延鋼材、SS41現在のSS400)製で改造の際加熱管は撤去された。 塗色は、黒であり、寸法関係は不明点が多く、台車はベッテンドルフ式のTR41である。 1973年(昭和48年)10月2日に全車一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。
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