タサ2300形
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「国鉄タサ2300形貨車」の記事における「タサ2300形」の解説
タサ2300形はカセイソーダ液専用の20t 積タンク車として1950年(昭和25年)10月24日に3両(タサ2300 - タサ2302)が新潟鐵工所1社のみにて製作された。 本形式の他にカセイソーダ液を専用種別とする貨車はタム900形(130両)、タキ1400形(104両)、タキ2600形(523両)、タキ7750形(289両)等実に29形式が存在した。 所有者は、三井化学工業でありその常備駅は笠寺駅であった。 ドーム付き直円筒型のタンク体は、普通鋼(一般構造用圧延鋼材、SS41現在のSS400)製で内部に加熱管を装備した。荷役方式はタンク上部のマンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式であり、両管はS字管を装備している。 車体色は黒色、寸法関係は全長は8,300mm、全幅は2,300mm、全高は3,367mm、台車中心間距離は4,500mm、実容積は13.5m3、自重は14.6t、換算両数は積車3.5、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41である。 1956年(昭和31年)7月17日に3両そろって専用種別変更(カセイソーダ液→濃硫酸)を行い形式名は新形式であるタキ2550形とされた。
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