タサ1400形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/23 06:48 UTC 版)
「国鉄タサ1400形貨車」の記事における「タサ1400形」の解説
タサ1400形は、石油類専用の20t 積タンク車として1936年(昭和11年)11月5日に3両(タサ1400 - タサ1402)、1937年(昭和12年)1月20日に5両(タサ1403 - タサ1407)が新潟鐵工所の1社のみにて製作された。 落成時の専用種別は3両(タサ1400 - タサ1402)が重油専用、5両(タサ1403 - タサ1407)が原油専用であった。また所有者は、三菱商事、日本鉱業の2社でありその各々の常備駅は鶴見線の扇町駅、羽越本線の羽後牛島駅であった。三菱商事所有車は、戦中、戦後は石油共販、石油配給統制、石油配給と変遷し最終的に三菱石油へ名義変更された。また戦後の一時期は連合軍専用貨車に指定され、その軍番号は8265、8266、8105であった。日本鉱業所有車は帝国石油、共同企業、日本原油輸送、日本石油運送、日本石油輸送と変遷した。 車体色は黒色、寸法関係は全長は9,900mm、台車中心間距離は6,100mm、実容積は23.1m3、自重は16.5t、換算両数は積車3.5、空車1.2であった。 1973年(昭和48年)11月28日に最後まで在籍した3両(タサ1404、タサ1406 - タサ1407)が廃車となり、同時に形式消滅となった。
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