タサ2000形
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「国鉄タ2700形貨車」の記事における「タサ2000形」の解説
本形式は、1945年(昭和20年)度に10両(タサ2000 - タサ2009)が製作された20 t 積ガソリン専用貨車(タンク車)である。 初代タサ2000形は1931年(昭和6年)2月に形式消滅しているため、タサ2000形としては2代目に当たる。 10両全てが運輸省所有貨車であり私有貨車は1両も在籍しなかった。また全車専属貨車に指定された。落成後まもなく全車連合軍専用貨車に指定されその運用に従事した。車両には国鉄の車番とは別に、米軍による軍番号(8107 - 8115,8161)を標記された。軍番号はタンク体向かって左側に車番より大きく書かれた。 車体色は黒色、寸法関係は全長は10,300 mm、全幅は2,568 mm、全高は3,865 mm、台車中心間距離は6,400 mm、実容積は27.5 m3、自重は18.0 t、換算両数は積車3.5、空車1.8であった。 1977年(昭和52年)に最後まで在籍した車両が廃車となり、同時に形式消滅となった。
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