タサ4400形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 06:44 UTC 版)
「国鉄タサ700形貨車」の記事における「タサ4400形」の解説
タサ4400形は、前述のように1957年(昭和32年)7月9日に1両(タサ823→コタサ4400)がタサ700形より改造されベンゾール専用の24 t 積タンク車として落成した。 落成時の所有者は三井化学工業でありその常備駅は、鹿児島本線の大牟田駅であった。その後所有者は1968年(昭和43年)10月21日に三井東圧化学へ社名変更した。 本形式の他にベンゾール専用種別とする形式は、タ1000形(48両)、タム3200形(5両)、タム3250形(83両)、タム23250形(15両)、タサ1000形(13両)、タサ1050形(2両)、タサ1100形(6両)、タキ200形(初代)(1両)、タキ850形(1両)、タキ900形(2両)、タキ950形(2両)、タキ1800形(65両)、タキ4150形(1両)、タキ6450形(3両)、タキ14400形(11両)の15形式が存在した。 車体色は黒色、全長は9,400 mm、軸距は5,350 mm、実容積は28.2 m3、自重は17.9 t、換算両数は積車3.5、空車1.2、台車は、ベッテンドルフ式のTR41Bであった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には車籍がJR貨物に継承されたが、1989年(平成元年)3月に廃車となり同時に形式消滅となった。
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