タサ5500形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/29 15:07 UTC 版)
「国鉄タム7200形貨車」の記事における「タサ5500形」の解説
タサ5500形は、液化プロピレン専用の20t積タンク車として1961年(昭和36年)8月1日から1962年(昭和37年)6月2日にかけて18両(オタサ5500 - オタサ5517)が三菱重工業、日本車輌製造、日立製作所の3社にて製作された。記号番号表記は特殊標記符号「オ」(全長 16 m 以上)を前置し「オタサ」と標記する。 落成時の所有者は三井化学工業、日本石油輸送、三菱石油、日本曹達、セントラル石油瓦斯、ゼネラル瓦斯の6社であった。 1963年(昭和38年)2月4日に専用種別の名称変更が行われLPガス(最高使用圧力 19kg/cm2)専用となった。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃(G)23」(燃焼性の物質、高圧ガス、高圧ガス、可燃性のもの)が標記された。専用種別の「LPガス」と化成品分類番号の「燃」は赤色で標記されている。更にタンク体右側形式番号上に「連結注意」が標記された。 ドームレス直円筒型のタンク体は、ボイラー鋼板(SB46B、現在のSB450)製で荷役方式はタンク上部にある弁からの上入れ、上出し式である。 塗色はねずみ色1号であり、全長は17,580mm、全幅は2,420mm、全高は3,867mm、軸距は13,400mm、実容積は45.5m3 - 45.7m3、自重は33.1t - 34.0t、換算両数は積車5.5、空車3.5、最高運転速度は75km/h、台車はベッテンドルフ式のTR41C、TR41Dである。 1982年(昭和57年)2月9日に最後まで在籍した5両が廃車となり同時に形式消滅となった。
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