タサ5900形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/28 08:50 UTC 版)
「国鉄タキ30200形貨車」の記事における「タサ5900形」の解説
1969年(昭和44年)4月22日にタサ4100形より2両(タサ4239, タサ4130→タサ5900, タサ5901)の専用種別変更改造(液化アンモニア→液化モノメチルアミン)が日本車輌製造にて行われ、形式名は新形式であるタサ5900形として落成した。同年10月21日に1両(タサ4134→タサ5902)が同じく日本車輌製造にて追加改造され合計3両(タサ5900 - タサ5902)が運用された。 落成時の所有者は、日東化学工業、日本瓦斯化学工業(その後合併により三菱瓦斯化学に社名変更)の2社であり、その常備駅は、東海道本線貨物支線(通称、高島線)の新興駅、白新線の新崎駅であった。 荷役方式は、マンホール弁式であり、塗色は、灰色(ねずみ色1号)、全長は16,000mm、全幅は2,400mm、全高は3,850mm、台車中心間距離は11,900mm、実容積は33.4m3、自重は30.0t、換算両数は積車5.0、空車3.0、台車はTR41Cであった。 1978年に三菱瓦斯化学所有の2両(タサ5901, タサ5902)が廃車となり、以降の運用はタキ30200形に託された。 1985年(昭和60年)12月26日に最後まで在籍した1両(タサ5900)が廃車となり、同時に形式消滅となった。
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