タム7100形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/12 09:03 UTC 版)
「国鉄タム7100形貨車」の記事における「タム7100形」の解説
タム7100形は、液化プロパン専用の15t積タンク車として1960年(昭和35年)2月8日から1962年(昭和37年)9月3日にかけて104両(タム7100 - タム7198、タム17100 - タム17104)が三菱重工業、日立製作所、日本車輌製造の3社で製作された。タム7199は、なぜか欠番である。1963年(昭和38年)2月4日に専用種別の名称変更が行われLPガス専用となった。 本形式の他にLPガスを専用種別とする形式には、タム7200形(8両)、タム7300形(1両)、タム9000形(1両)、タサ5400形(356両)、タサ5500形(18両)、タサ5700形(348両)、タキ25000形(310両)の7形式が存在した。 落成時の所有者はセントラル石油瓦斯、日本石油輸送、出光興産、丸善海運、スタンダード・ヴァキューム石油、丸紅飯田、大洋プロパン瓦斯の7社である。その後名義変更、社名変更が多数行われた。 塗装は高圧ガス取締法(当時)による規定で、LPガスボンベと同様のねずみ色1号である。荷役方式は上入れ・上出し式である。 寸法関係は全長は14,300mm、全幅は2,500mm、全高は3,865mm、台車中心間距離は10,200mm、実容積は35.3m3、自重は27.0t - 28.5t、換算両数は積車4.5、空車2.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。 1977年(昭和52年)9月8日に最後まで在籍した7両(タム7100 - タム7102、タム7104、タム7106 - タム7107、タム7109)が廃車となり同時に形式消滅となった。
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