タム7300形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/29 15:07 UTC 版)
「国鉄タム7200形貨車」の記事における「タム7300形」の解説
タム7300形は、液化ブタン専用の15t積タンク車として1959年(昭和34年)9月16日に1両(タム7300)のみが富士車輌にて製作された。 本形式以外に液化ブタンを専用種別とする形式は、他に例が無く唯一の存在であった。1963年(昭和38年)2月4日に専用種別の名称変更が行われLPガス(最高使用圧力 9kg/cm2)専用となった。 所有者は出光興産でありその常備駅は山陽本線の徳山駅であった。 ドームレス直円筒型のタンク体は、ボイラー鋼板(SB42B、現在のSB410)製で荷役方式はタンク上部にある弁からの上入れ、上出し式である。 塗色はねずみ色1号であり、全長は12,800mm、全幅は2,560mm、全高は3,845mm、軸距は8,700mm、実容積は31.2m3、自重は23.7t、換算両数は積車4.0、空車2.4、最高運転速度は75km/h、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。 1973年(昭和48年)7月28日に廃車となり同時に形式消滅となった。
※この「タム7300形」の解説は、「国鉄タム7200形貨車」の解説の一部です。
「タム7300形」を含む「国鉄タム7200形貨車」の記事については、「国鉄タム7200形貨車」の概要を参照ください。
- タム7300形のページへのリンク