タキ850形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/26 06:48 UTC 版)
「国鉄タキ900形貨車」の記事における「タキ850形」の解説
タキ850形は、ベンゾール専用の25t 積タンク車として1953年(昭和28年)6月30日に1両(コタキ850)が若松車輌にて製作された。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 所有者は、三井化学工業(その後三井化学へ社名変更)でありその常備駅は鹿児島本線の大牟田駅であった。1968年(昭和43年)10月21日に三井東圧化学(現在の三井化学)へ名義変更した。 タンク体は普通鋼(一般構造用圧延鋼材、SS41現在のSS400)製であり、蒸気加熱管を装備している。 荷役方式はタンク上部にあるマンホールからの上入れ、液出管からの下出し式である。 塗装は黒色、寸法関係は全長は10,800mm、軸距は6,780mm、実容積は29.0m³、自重は19.2t、換算両数は積車4.5、空車2.0であり台車はアーチバー式のTR20である。 1977年(昭和52年)12月5日に廃車となり同時に形式消滅となった。
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