タキ8250形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 09:38 UTC 版)
「国鉄タキ16700形貨車」の記事における「タキ8250形」の解説
タキ8250形は、グリオキザール専用の25t 積タンク車として1967年(昭和42年)9月28日に1両(コタキ8250)が三菱重工業にて製作された。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 所有者は、ダイセルでありその常備駅は信越本線の新井駅であった。1980年(昭和55年)1月にダイセル化学工業へ名義変更された。 タンク体は、ステンレス鋼製で厚さ50mmのグラスウール断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。 荷役方式はタンク上部にある液出入管からの上入れ、上出し式である。荷降ろしの際には加圧窒素を併用した。両管はS字管を装備した。 車体色は黒色、寸法関係は全長は10,100mm、全幅は2,548mm、全高は3,509mm、台車中心間距離は6,500mm、実容積は19.5m3、自重は15.7t、換算両数は積車4.0、空車1.4であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cであったが後にTR41Dに改造された。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には車籍がJR貨物に継承されたが、1997年(平成9年)8月に廃車となり同時に形式消滅となった。
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