タキ7800形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 13:39 UTC 版)
「国鉄タキ7800形貨車」の記事における「タキ7800形」の解説
タキ7800形は、オクタノール専用の30t タンク車として1960年(昭和35年)1月30日に3両(タキ7800 - タキ7802)、1962年(昭和37年)3月28日に3両(タキ7803 - タキ7805)の合計6両が新三菱重工業1社のみにて製作された。 本形式の他にオクタノールを専用種別とする形式は、タキ10350形(後述)の1形式みである。 所有者は、三菱化成工業(その後三菱化成へ社名変更)であり、その常備駅は塩浜駅、東水島駅の2箇所であった。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「93」(有害性物質、可燃性のもの)が標記された。 タンク体は普通鋼製の直胴タイプでドーム付きであり、荷役方式は積込みは吐出管からの下入れ、荷降ろしは同じく吐出管からの下出し式である。 車体色は黒色、寸法関係は全長は12,800mm、全幅は2,500mm、全高は3,868mm、台車中心間距離は8,700mm、実容積は36.5m3、自重は17.8t - 18.4t、換算両数は積車5.0、空車2.0であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車の車籍がJR貨物に継承されたが、1997年(平成9年)3月に最後まで在籍した1両(タキ7805)が廃車となり、同時に形式消滅となった。
※この「タキ7800形」の解説は、「国鉄タキ7800形貨車」の解説の一部です。
「タキ7800形」を含む「国鉄タキ7800形貨車」の記事については、「国鉄タキ7800形貨車」の概要を参照ください。
- タキ7800形のページへのリンク