タキ7400形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 10:17 UTC 版)
「国鉄タキ6400形貨車」の記事における「タキ7400形」の解説
タキ7400形は1959年(昭和34年)6月5日から1960年(昭和35年)6月13日にかけて12両(タキ7400 - タキ7407、タキ7425 - タキ7428)が川崎車輛1社にて製作された。又前述のとおり一時期誤附番によるタキ7408 - タキ7424が存在した。 タキ6400形、タキ7400形両車共に35t 積みアルミナ専用車であるがタンク材質が異なっていた。タキ6400形が鋼製であるのに対して、タキ7400形はアルミニウム合金(A2P1、現在のA5052相当)であったが自重はタキ7400形の方が僅かに大きい。 本形式の製作期間は1年であったが、1960年(昭和35年)11月4日に早くも次級であるタキ8400形が落成した。タキ8400形は40t 積みアルミナ専用車であるがその自重は本形式より大きく下回っており、本形式はタキ8400形製作の上で試作的要素が含まれていた。 所有者は、日本軽金属の1社のみであり常備駅は、清水港線の三保駅(現在は路線、駅共に廃止)であった。 塗色は、アルミニウム合金地色(銀色)であり、全長は14,700mm、全幅は2,680mm、全高は3,881mm、台車中心間距離は10,600mm、実容積は50.0m3、自重は17.3 - 17.5t、換算両数は積車5.5、空車1.8、最高運転速度は75km/h、台車は12t車軸を使用したTR41Cである。 清水港線が1984年(昭和59年)4月1日に廃線となったため、本形式の存在意義を喪失し同年4月27日に全車一斉に廃車となり同時に形式消滅となった。
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