タキ6800形
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「国鉄タム7700形貨車」の記事における「タキ6800形」の解説
タキ6800形は1961年(昭和36年)4月18日に富士重工業にて1ロット2両(コタキ6800, コタキ6801)が製作された塩化メチレン専用30t 積タンク車である。 記号番号表記は、特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 三井化学が所有し笠寺駅を常備駅として運用された。その後社名は三井東圧化学へ変更になった。 タンク体材質は積荷の純度保持のためステンレス鋼製で、ドーム付きの直胴タイプである。タンク体上部には荷卸し時にタンク内部へ流入する空気の除湿のため、吸湿装置が設けられている。 荷役方式はタンク上部に設けられた液入管からの上入れ、吐出管による下出し方式である。 全長は10,300mm、全幅は2,400mm、全高は3,872mm、台車中心間距離は6,200mm、自重は17.0t、換算両数は積車5.0、空車1.8である。台車はベッテンドルフ式のTR41Cであった。 1973年(昭和48年)2月22日にコタキ6800は富士重工業にてタキ6810形へ改造された。 1974年(昭和49年)3月4日にコタキ6801が廃車となり、形式消滅した。製造より13年と短命であった。
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