タキ6600形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/06 00:07 UTC 版)
「国鉄タキ15800形貨車」の記事における「タキ6600形」の解説
タキ6600形は、1958年(昭和33年)2月8日から1970年(昭和45年)10月6日にかけて39両(コタキ6600 - コタキ6638)が三菱重工業、富士重工業、日本車輌製造、富士車輌にて製作された30t 積エチレングリコール専用車である。 記号番号表記は特殊標記符号「コ」(全長 12m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 落成当時の所有者は、東洋レーヨン、日本触媒化学工業、三菱油化、三井物産、日曹油化工業の5社であった。1961年(昭和36年)3月24日に東洋レーヨン所有車のうち4両(コタキ6600 - コタキ6603)が三井物産へ名義変更された。その後1991年(平成3年)7月には三井物産所有車のうち3両(コタキ6617 - コタキ6619)が日本石油輸送へ名義変更された。また1996年(平成8年)1月には三菱油化所有車が関西化成品輸送へ名義変更された。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「93」(有害性物質、可燃性のもの)が標記された。 タンク体はドーム付き、ドームなし(コタキ6632 - コタキ6636)の2種類が存在した。荷役方式は液入管からの上入れ、吐出管からの下出し式である。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には37両がJR貨物に継承されたが、徐々に廃車となり最後まで在籍した5両(コタキ6624 ,コタキ6631 ,コタキ6632 ,コタキ6635 ,コタキ6636)が2007年(平成19年)10月に廃車となり同時に形式消滅となった。 1両(コタキ6626)は、廃車後解体されず吹田機関区構内に留置していましたが、2015年頃に解体された。[要出典]
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