タキ7450形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 03:00 UTC 版)
「国鉄タキ7500形貨車」の記事における「タキ7450形」の解説
タキ7450形は1966年(昭和41年)6月24日に1両(アコタキ7450)が富士重工業にて製作された30 t積の濃硝酸専用車である。基本的な構造はタキ7500形に準ずるが、製造時から保冷用の断熱材と外板(キセ)を設けたため、別形式となった。 記号番号表記は特殊標記符号「アコ」(純アルミ製タンク車、全長 12 m 以下)を前置し「アコタキ」と標記する。積載荷重はタキ7500形と同様の経過により1974年8月1日より28t積に変更された。 所有者は日産化学工業であり、高山本線の速星駅を常備駅として運用された。 1979年10月より化成品分類番号「侵(禁水)84」(侵食性の物質、水と反応する物質、腐食性物質、禁水指定のもの)が標記された。 車体色は銀色(当初はアルミニウム地色であったがその後銀色塗装となった)、全長は9,600 mm、全幅は2,547 mm、全高は3,879 mm、台車中心間距離は5,500 mm、実容積は20.2 m3、自重は15.6 t、換算両数は積車4.5、空車1.6、最高運転速度は75 km/hである。台車は落成時はTR41Cであったがその後TR41Dに改造されたのはタキ7500形と同様の経過である。 1987年4月の国鉄分割民営化時には車籍がJR貨物に継承されたが、2008年(平成20年)度に廃車となり同時に形式消滅となった。
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