タキ8400形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 05:06 UTC 版)
「国鉄タキ8400形貨車」の記事における「タキ8400形」の解説
タキ8400形は1960年(昭和35年)11月4日から1967年(昭和42年)4月3日にかけて15両(タキ8400 - タキ8414)が川崎車輛1社のみにて製作された。 本形式の他にアルミナを専用種別とする形式は、タキ2000形(44両)、タキ6400形(75両)、タキ7400形(29両)、タキ8450形(7両、後述)、タキ10500形(1両)、タキ17900形(13両)、ホキ3000形(8両)、ホキ4050形(5両、その後ホキ3000形へ改番)の8形式がある。 所有者は、日本軽金属の1社のみであり常備駅は、清水港線(現在は廃止)の三保駅であった。 台枠を含む構造物の大半は耐蝕アルミニウム合金(A5083相当)製であったがタンク体への「純アルミ」、「連結注意」の標記はなかった。 荷役方式はタンク体上部にある積込口からの上入れ、タンク体下部にある取出口からのエアスライドによる下出しであった。 タンク体を含む車体は無塗装でありアルミニウム地色(銀色)であった。全長は15,100mm、全幅は2,740mm、全高は3,750mm、台車中心間距離は10,950mm、実容積は57.1m3、自重は14.0t、換算両数は積車5.5、空車1.4、最高運転速度は75km/h、台車は12t車軸を使用した川車601(タキ8400)、川車601A(タキ8401)、川車601B(タキ8402 - タキ8414)である。川車601台車は、本車が唯一の採用例であった。 1984年(昭和59年)4月27日に最後まで在籍した10両(タキ8400 - タキ8403、タキ8406 - タキ8408、タキ8410 - タキ8411、タキ8414)が廃車となり同時に形式消滅となった。
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