タキ8450形
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「国鉄タキ8400形貨車」の記事における「タキ8450形」の解説
タキ8450形は、アルミナ専用の40t 積タンク車として1962年(昭和37年)7月30日から1967年(昭和42年)5月20日にかけて7両(タキ8450 - タキ8456)が日本車輌製造にて製作された。 台枠を含む構造物の大半はアルミニウム製であったがタンク体への「純アルミ」、「連結注意」の標記はなかった。 本形式は、タキ8400形の増備が行われている中で行われた。タキ8400形のタンク体が円形断面に対してタキ8450形は非円形断面(おむすび形)である。積載荷重はタキ8400形と同じため実容積は同一であったが、全体的にタキ8400形よりやや小ぶりであった。 所有者は、日本軽金属の1社のみであり清水港線(現在は廃止)の三保駅を常備駅としてタキ8400形と共通運用された。 タンク体を含む車体は無塗装でありアルミニウム地色(銀色)であった。全長は14,300mm、全幅は2,680mm、全高は3,738mm、台車中心間距離は10,400mm、実容積は57.1m3、自重は13.7t、換算両数は積車5.5、空車1.4、台車は12t車軸を使用したTR41Cである。1984年(昭和59年)4月27日に最後まで在籍した4両(タキ8451、タキ8453、タキ8455 - タキ8456)が廃車となり同時に形式消滅となった。
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