カセイソーダとは? わかりやすく解説

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かせい‐ソーダ【苛性ソーダ】

読み方:かせいそーだ

水酸化ナトリウム俗称

「苛性ソーダ」に似た言葉

水酸化ナトリウム

(カセイソーダ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/16 00:45 UTC 版)

水酸化ナトリウム
時計皿の水酸化ナトリウム
水酸化ナトリウム
単位格子の空間充填モデル
単位格子の空間充填モデル
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.013.805
EC番号
  • 215-185-5
E番号 E524 (pH調整剤、固化防止剤)
Gmelin参照 68430
KEGG
MeSH Sodium+Hydroxide
PubChem CID
RTECS number
  • WB4900000
UNII
国連/北米番号 1823 (solid)
1824 (solution)
CompTox Dashboard (EPA)
性質
NaOH
モル質量 39.9971 g/mol
外観 白色の不透明結晶
匂い 無臭
密度 2.13 g/cm3[1]
融点 323 °C (613 °F; 596 K)[1]
沸点 1,388 °C (2,530 °F; 1,661 K)[1]
418 g/L (0 °C)
1000 g/L (25 °C)[1]
3370 g/L (100 °C)
溶解度 グリセロールに溶ける。アンモニアにわずかに溶ける。ジエチルエーテルに溶けない。プロピレングリコールにゆっくり溶ける。
メタノールへの溶解度 238 g/L
エタノールへの溶解度 139 g/L
蒸気圧 <2.4 kPa (20 °C)
0.1 kPa (700 °C)
酸解離定数 pKa 13.9 (Na+)[2]
塩基解離定数 pKb 0.0 (OH)[3]
磁化率 −15.8·10−6 cm3/mol (aq.)[4]
屈折率 (nD) 1.3576
構造[5]
直方晶系, oS8
Cmcm, No. 63
a = 0.34013 nm, b = 1.1378 nm, c = 0.33984 nm
式単位英語版 (Z)
4
熱化学[6]
標準定圧モル比熱, Cpo 59.5 J/(mol·K)
標準モルエントロピー So 64.4 J/(mol·K)
標準生成熱 ΔfHo −425.8 kJ/mol
−379.7 kJ/mol
危険性
GHS表示:
Danger
H290, H302, H314
P280, P305+P351+P338, P310
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
Health 3: Short exposure could cause serious temporary or residual injury. E.g. chlorine gasFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 1: Normally stable, but can become unstable at elevated temperatures and pressures. E.g. calciumSpecial hazard ALK: Alkaline
3
0
1
ALK
致死量または濃度 (LD, LC)
40 mg/kg (マウス, 腹腔内)[8]
140 - 340 mg/kg (ラット, 経口)
1350 mg/kg (ウサギ, 皮膚)
LDLo (最小致死量)
500 mg/kg (ウサギ, 経口)[9]
NIOSH(米国の健康曝露限度):
PEL
TWA 2 mg/m3[7]
REL
C 2 mg/m3[7]
IDLH
10 mg/m3[7]
安全データシート (SDS) External SDS
関連する物質
その他の
陰イオン
硫化水素ナトリウム
その他の
陽イオン
水酸化セシウム
水酸化リチウム
水酸化カリウム
水酸化ルビジウム
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
N verify (what is  N ?)

水酸化ナトリウム(すいさんかナトリウム、: sodium hydroxide)は化学式 NaOH で表される無機化合物で、ナトリウム水酸化物であり、常温常圧ではナトリウムイオン水酸化物イオンからなるイオン結晶である。苛性ソーダ(かせいソーダ、: caustic soda)と呼ばれることも多い。

強塩基アルカリ)として広汎かつ大規模に用いられ、工業的に非常に重要な基礎化学品の1つである。毒物及び劇物取締法により原体および5 %を超える製剤が劇物に指定されている。

性質

常温では無色無臭の固体試薬としては白色の球粒状やフレーク状であるものが多い。融点 591 K(317.85)、沸点 1661 K(1387.85)、密度 2.13 g cm−3潮解性が強く、空気中に放置すると徐々に吸湿して溶液状となる。

に易溶(20 °C での溶解度は 1110 g L−1)。水中で完全に電離水酸化物イオンを放出するため、強いアルカリ性を示す。また、水に溶かす際に激しく発熱し (溶解熱は 44.5 kJ mol−1)、その水和および溶解エンタルピー変化は以下の通りである[10]。水溶液を濃縮すると一水和物 NaOH・H2O が析出する。

国立図書館 その他


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