水酸化セシウムとは? わかりやすく解説

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水酸化セシウム

分子式CsHO
その他の名称水酸化セシウム、Cesium hydroxide、Cesium hydoxide
体系名:セシウムヒドロキシド


水酸化セシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/18 23:11 UTC 版)

水酸化セシウム
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.040.298
EC番号
  • 244-344-1
PubChem CID
RTECS number
  • FK9800000
UNII
国連/北米番号 2682
CompTox Dashboard (EPA)
性質
CsOH
モル質量 149.9128 g mol-1
外観 無色の固体, 吸湿性
密度 3.675 g cm−3, 固体
融点 272.3 ℃
沸点 990 ℃
395 g/100 cm3 (15 ℃)
熱化学
標準定圧モル比熱, Cpo 69.9 J·mol−1·K−1[1]
標準モルエントロピー So 104.2 J·K−1·mol−1
標準生成熱 ΔfHo −417.23 kJ mol-1[2]
危険性
GHS表示:
Danger
H302, H314, H361, H373
P201, P202, P260, P264, P270, P280, P281, P301+P312, P301+P330+P331, P303+P361+P353, P304+P340, P305+P351+P338, P308+P313, P310, P314, P321, P330, P363, P405, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
Health 3: Short exposure could cause serious temporary or residual injury. E.g. chlorine gasFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 1: Normally stable, but can become unstable at elevated temperatures and pressures. E.g. calciumSpecial hazard ALK: Alkaline
3
0
1
ALK
引火点 不燃性
致死量または濃度 (LD, LC)
570 mg/kg (経口, ラット)[4]
NIOSH(米国の健康曝露限度):
PEL
none[3]
REL
TWA 2 mg/m3[3]
IDLH
N.D.[3]
安全データシート (SDS) ICSC 1592
関連する物質
その他の
陽イオン
水酸化リチウム; 水酸化ナトリウム; 水酸化カリウム; 水酸化ルビジウム
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
 verify (what is  N ?)

水酸化セシウム(すいさんかセシウム、Caesium hydroxide / Cesium hydroxide、CsOH)は、セシウム水酸化物であり、水溶液中では最も著しい強塩基の一種である。

無水物および一水和物が存在するが、純度95%程度の一水和物(CsOH含有率約85%)が市販されており、水に対する強い親和力のため水和物から水を除くことは困難である。水酸化カリウムと同程度あるいはそれ以上の強塩基であるにも拘わらず、現在のところ日本の法令による劇物としての指定はない。

合成

金属セシウムを水と反応させると水溶液として得られるが、この反応はたとえ少量であっても爆発的で極めて危険である。でさえ−116 °C以上で反応し得る。




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