水酸化セシウムとは? わかりやすく解説

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水酸化セシウム

分子式CsHO
その他の名称水酸化セシウム、Cesium hydroxide、Cesium hydoxide
体系名:セシウムヒドロキシド


水酸化セシウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 09:53 UTC 版)

水酸化セシウム
識別情報
CAS登録番号 21351-79-1, 35103-79-8(一水和物)
特性
化学式 CsOH
モル質量 149.9128 g mol-1
外観 無色の固体, 吸湿性
密度 3.675 g cm−3, 固体
融点

272.3 ℃

沸点

990 ℃

への溶解度 395 g/100 cm3 (15 ℃)
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −417.23 kJ mol-1[1]
標準モルエントロピー So 98.74 J mol-1K-1
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 1592
主な危険性 C: 腐食性
Rフレーズ R22, R35
Sフレーズ S26, S36/37/39, S45
関連する物質
その他の陽イオン 水酸化リチウム; 水酸化ナトリウム; 水酸化カリウム; 水酸化ルビジウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

水酸化セシウム(すいさんかセシウム、Caesium hydroxide / Cesium hydroxide、CsOH)は、セシウム水酸化物であり、水溶液中では最も著しい強塩基の一種である。

無水物および一水和物が存在するが、純度95%程度の一水和物(CsOH含有率約85%)が市販されており、水に対する強い親和力のため水和物から水を除くことは困難である。水酸化カリウムと同程度あるいはそれ以上の強塩基であるにも拘わらず、現在のところ日本の法令による劇物としての指定はない。

合成

金属セシウムを水と反応させると水溶液として得られるが、この反応はたとえ少量であっても爆発的で極めて危険である。でさえ−116 °C以上で反応し得る。




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