タキ24600形
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「国鉄タム7700形貨車」の記事における「タキ24600形」の解説
タキ24600形は1974年(昭和49年)7月18日に日本車輌製造にて1両(コタキ24600)のみが製作された塩化メチレン専用35t 積タンク車である。 記号番号表記は、特殊標記符号「コ」(全長 12 m 以下)を前置し「コタキ」と標記する。 落成時の所有者は旭硝子であり浜五井駅を常備駅として運用された。その後所有者は関西化成品輸送→日本石油輸送→関西化成品輸送と変遷した。 タンク体材質は積荷の純度保持のためステンレス鋼製で、ドーム無しの直胴タイプであり、保冷のための断熱方法は厚さ100mmのグラスウール方式であった。 荷役方式はタンク上部に設けられた液入管からの上入れ、乾燥空気使用による液出管からの上出し方式である。 1979年(昭和54年)10月に制定された化成品分類番号では、96(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。 全長は11,700mm、全幅は2,587mm、全高は3,782mm、台車中心間距離は7,600mm、自重は17.3t、換算両数は積車5.0、空車1.6である。台車はベッテンドルフ式のTR41E-13であった。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時にはJR貨物に継承され、1995年(平成7年)度末時点では健在であったが、2003年(平成15年)度に廃車となり同時に形式消滅となった。
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