タキ23500形
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「国鉄タキ21700形貨車」の記事における「タキ23500形」の解説
タキ23500形は、オルソジクロルベンゼン専用の37 t 積タンク車として1980年(昭和55年)10月8日に1両(タキ23500)が日本車輌製造にて、同年12月23日に1両(タキ23501)が富士重工業にて夫々製作された。 化成品分類番号は「燃毒63」(燃焼性の物質、毒性の物質、毒性物質、可燃性のもの)と標記された。 所有者は、日本陸運産業、保土谷化学工業の2社であり、その常備駅は総武本線越中島支線の越中島駅、福島県の郡山駅であった。 タンク体材質は、耐候性高張力鋼製であり、荷役方式は、タンク上部のマンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式である。液出管はをS字管を装備した。 車体色は黒色、寸法関係は全長は12,200 mm、全幅は2,591 mm、全高は3,674 mm、台車中心間距離は7,000 mm、実容積は28.3 m3、自重は16.3 t、換算両数は積車5.5、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR213Cである。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には2両全車がJR貨物に継承されたが、最後まで在籍した1両(タキ23501)が2000年(平成12年)10月に廃車となり同時に形式消滅となった。
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