タキ21200形
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「国鉄タキ21200形貨車」の記事における「タキ21200形」の解説
タキ21200形は、アンモニア水専用の35t 積タンク車として1971年(昭和46年)5月19日に4両(タキ21200 - タキ21203)が、日立製作所にて製作された。 所有者は、日産化学工業の1社のみでありその常備駅は高山本線の速星駅であった。 1979年(昭和54年)10月に制定された化成品分類番号では、96(有害性物質、毒性のあるもの)が標記された。 35系に属する耐候性高張力鋼製のタンク体に、厚さ60mmのグラスウール断熱材を巻き、薄鋼板製のキセ(外板)が設置された。 荷役方式は、タンク上部のマンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式であり、両管はS字管を装備している。 車体色は黒色、寸法関係は全長は12,600mm、全幅は2,720mm、全高は3,880mm、台車中心間距離は8,500mm、実容積は18.3m3、自重は18.3t、換算両数は積車5.5、空車1.8であり、台車はベッテンドルフ式のTR41Cである。 1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化時には全車がJR貨物に継承されたが、1991年(平成3年)7月に最後まで在籍した2両(タキ21202, タキ21203)が廃車となり同時に形式消滅となった。
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