タ3000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/30 03:08 UTC 版)
「国鉄タ3000形貨車 (初代)」の記事における「タ3000形」の解説
1943年(昭和21年)11月25日にタム400形より3両(タム1465 - タム1467→タ3000 - タ3002)の専用種別変更(濃硫酸→苦汁)が行われ、形式名は新形式であるタ3000形に変更された。種車は1938年(昭和13年)8月23日に新潟鐵工所にて製造された車両であり、改造時点で製造より約8年が経過していた。 本形式の他に苦汁を専用種別とする貨車はタム3100形(1両、後述)が存在した。 落成時の所有者は、日本軽金属1社であリその常備駅は清水港線の三保駅であった。 荷役方式はタンク上部にあるマンホールからの上入れ、加圧空気使用による液出管からの上出し式である。 車体色は黒色、軸距は3,000 mm、実容積は8.5 m3、自重は8.5 t、換算両数は積車2.0、空車1.0であり、走り装置は一段リンク式であった。 1957年(昭和32年)2月13日に3両そろって再度専用種別変更(苦汁→カセイソーダ液)が行われ既存形式であるタ2300形(タ3000 - タ3002→タ2311 - タ2313)に編入された。
※この「タ3000形」の解説は、「国鉄タ3000形貨車 (初代)」の解説の一部です。
「タ3000形」を含む「国鉄タ3000形貨車 (初代)」の記事については、「国鉄タ3000形貨車 (初代)」の概要を参照ください。
タ3000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 00:27 UTC 版)
「国鉄タ3000形貨車 (2代)」の記事における「タ3000形」の解説
1961年(昭和36年)9月15日にタム400形より8両(タム449,タム454,タム487,タム1527,タム1528,タム1532 - タム1534→タ3000 - タ3007)の専用種別変更(濃硫酸→フタル酸ジオクチル)が行われ、形式名は新形式であるタ3000形に変更された。タ3000形はタ3000形初代、タ3000形二代と存在したがタ3000形初代は1957年(昭和32年)2月13日に形式消滅している。 本形式の他にフタル酸ジオクチルを専用種別とする形式には、タム7800形(3両)、タキ5950形(3両)の2形式が存在した。 落成時の所有者は、新日本窒素肥料(1965年(昭和40年)1月30日にチッソへ社名変更)1社であリその常備駅は鹿児島本線の水俣駅であった。 荷役方式はタンクドームにある液入管からの上入れ、加圧空気使用による液出管からの上出し式である。 車体色は黒色。寸法関係は種車により違いがあるが一例として全長は6,300 mm、全幅は2,340 mm、全高は3,300 mm、軸距は3,000 mm、実容積は8.3 m3、自重は8.5 t、換算両数は積車1.8、空車1.0、走り装置は一段リンク式であった。 1974年(昭和49年)2月4に最後まで在籍した5両(タ3003 - タ3007)が廃車となり同時に形式消滅となった。
※この「タ3000形」の解説は、「国鉄タ3000形貨車 (2代)」の解説の一部です。
「タ3000形」を含む「国鉄タ3000形貨車 (2代)」の記事については、「国鉄タ3000形貨車 (2代)」の概要を参照ください。
- タ3000形のページへのリンク