タ3800形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 02:53 UTC 版)
「国鉄タム3050形貨車」の記事における「タ3800形」の解説
タ3800形は全車2両(タ3800, タ3801)の11 t 積アクリルニトリル専用二軸貨車である。 タム3050形の車の中で初代、2代の番号を持つ車はタム3071, タム3072だけであり、その経歴を下記に示す。 1955年(昭和30年)11月29日に、製造された(タム3071初代, タム3072初代)。 1956年(昭和31年)8月18日に、タ3500形へ改造された(タ3504初代, タ3505初代)。 1957年(昭和32年)4月4日に、タム3050形へ再改造された(タム30712代, タム30722代)。 1959年(昭和34年)4月28日に、タ3500形へ再改造された(タ35042代, タ35052代)。 1960年(昭和35年)3月18日に、タ3800形へ改造された(タ3800, タ3801)。 このようにタム3050形とタ3500形の形式間を往復し最後にタ3800形へたどり着いた。改造内容は、吐出管による下出し方式であったものを、タンク上部に設けられた液出し管と空気管による上出し方式に変更したことである。この2つの装置は、角型のカバーに覆われていた。 住友化学工業が所有し、常備駅は予讃線の新居浜駅であったが、その後桜島線の桜島駅に変更になった。 1973年(昭和48年)12月18日に全車(2両)が一斉に廃車になり形式消滅した。
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