タ900形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/13 01:46 UTC 版)
タ900形は、揮発油(ガソリン)専用の10t 積タンク車として1932年(昭和7年)3月24日から1937年(昭和12年)8月13日にかけて22両(タ900 - タ921)が日本車輌製造および新潟鐵工所にて製造された。 落成時の所有者は海軍燃料廠、日本石油であった。 貨物列車の最高速度引き上げが行われた1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正対応のため、大半の車輌の軸ばね支持方式が二段リンク式に改造され、最高運転速度は65km/hから75km/hへ引き上げられた。 塗色は、黒であり、全長は8,000mm、全幅は2,006mm、全高は3,675mm、軸距は3,900mm - 4,000mm、実容積は13.9m3 - 14.0m3、自重は9.1t - 11.0t、換算両数は積車1.8、空車0.8、車軸は12t長軸であった。 1972年(昭和47年)8月29日に最後まで在籍した1両(タ911)が廃車となり同時に形式消滅となった。
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