タム3400形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 02:52 UTC 版)
「国鉄タム3700形貨車」の記事における「タム3400形」の解説
タム3400形は、メタノール専用の 15t 積二軸私有貨車(タンク車)である。 1952年(昭和27年)4月25日に、汽車製造にて1両(タム3400)が製造された。 落成時の所有者は、日本水素工業であり、福島臨海鉄道の宮下駅を常備駅として運用された。社名は1971年(昭和46年)6月5日(本車の移籍日)に日本化成に変更された。 貨物列車の最高速度引き上げが行われた1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正対応のため、本車の軸ばね支持方式が二段リンク式に改造された。 タム3400形は、タンク体がアルミニウムで製作された点がタム3700形と大きく異なる。タンク受台は落成当初は8個であったが、その後16個に増設された。 塗色は、銀色であり、全長は9,100mm、全幅は2,440mm、全高は3,853mm、軸距は4,500mm、自重は8.5 - 10.8t、換算両数は積車2.4、空車0.8、最高運転速度は75km/h、車軸は12t長軸であった。 1980年(昭和55年)1月31日に廃車となり同時に形式消滅となった。
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