タム200形とは? わかりやすく解説

タム200形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 03:46 UTC 版)

国鉄タム200形貨車」の記事における「タム200形」の解説

タム200形は、二硫化炭素専用15t積二軸貨車である。 本形式の他に二硫化炭素専用種別とする形式は、タ1500形(8両)、タ1600形(5両)、タム5900形(19両)、タサ2200形(1両、後述)、タキ5100形34両)、タキ5150形(1両)、タキ10100形(24両)の7形式があり、本形式その中で最多両数形式である。 1932年昭和7年)から1962年昭和37年)にかけて109両(タム200 - タム231タム233 - タム299タム2200 - タム2209)が新潟鐵工所川崎車輛日立製作所三菱重工業日本車輌製造造機車輌にて製作(改造による編入車を含む)された。 積荷である二硫化炭素セロハンレーヨン製造するために使用される溶剤ゴム加硫促進剤等に使用されており、所有者はこれらの業界関係会社である。荷入れ方式は上入れ上出方式である。 戦時中軍需産業転換の関係もあって本形式から他形式改造され車両多くタ2000形へ2両(タム273, タム274 → タ2000, タ2001)、タ3700形へ1両、タム40形へ4両(タム260 - タム263タム40 - タム43)、タム900形多数タム220 - タム221, タム268タム918タム915、タム901など)、タム1800形へ1両(タム203タム1800)、タム5600形へ1両(タム278タム5601)、タム5900形へ2両(タム2208 - タム2209 → タム5914 - タム5915)、タラ400形へ2両(タム201, タム239タラ400, タラ401)などが挙げられる貨物列車最高速度引き上げが行われた1968年昭和43年10月1日ダイヤ改正対応のため、初期製作され一段リンク式車の大半二段リンク式改造されたが、改造され廃車になる車もいた。この際北海道内常備駅としている車はいなかったため、タム500形よりタム20500形へ、タム3700形よりタム23700形へなどの2万番台への改称車はなかった。 1979年昭和54年10月より化成品分類番号「燃毒36」(燃焼性物質毒性の物質引火性液体毒性のあるもの)が標記された。 塗色は、黒であり、全長は7,350mm、8,200mm、全高は3,504mm、軸距は3,660mm、4,400mm、実容積は11.8m3 - 12.3m3、自重は11.6t - 11.9t、換算両数は積車2.6、空車1.2、最高運速度は75km/h、車軸12t長軸であった1987年昭和62年4月国鉄分割民営化時には、8両の車籍がJR貨物継承されたが、1995年平成7年)に最後まで在籍した車1両(タム229)が廃車になり同時に形式消滅となった

※この「タム200形」の解説は、「国鉄タム200形貨車」の解説の一部です。
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