タ1500形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 04:19 UTC 版)
「国鉄タ1500形貨車」の記事における「タ1500形」の解説
タ1500形は、1928年(昭和3年)の車両称号規程改正により、1927年(昭和2年)1月28日に製造されたア2515形1両を改番し誕生した形式である。改番以降も増備は続き1932年(昭和7年)12月7日までに、7両(タ1501 - タ1507)が落成した。 落成時の所有者は日本硫黄(3両)、帝国硫黄工業(2両)、東洋硫黄工業、関西硫黄工業所、福井二硫化炭素の5社でありその常備駅は、安治川口駅、石山駅、堅田駅、森田駅であった。 本形式の他に二硫化炭素を専用種別とする形式は、タ1600形(5両、後述)、タム200形(105両)、タム5900形(19両)、タサ2200形(1両)、タキ5100形(34両)、タキ5150形(1両)、タキ10100形(24両)の7形式が存在した。 車体色は黒色、寸法関係は一例として全長は6,558 mm、全幅は2,160 mm、全高は3,463 mm、軸距は3,000 mm、実容積は9.5 m3 - 9.7 m3、自重は9.7 t - 10.8 t、換算両数は積車2.4、空車1.2、走り装置はシュー式の二軸車で、最高運転速度は65 km/hであった。 1968年(昭和43年)9月30日に最後まで在籍した4両(タ1500 - タ1502、タ1504)が廃車となり、同時に形式消滅となった。
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