タ1150形
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「国鉄タム2000形貨車」の記事における「タ1150形」の解説
1949年(昭和24年)7月28日にタ1100形3両(タ1100 - タ1102→タ1150 - タ1152)が改造され、形式名は新形式であるタ1150形とされた。 種車であるタ1100形は日本唯一の10 t積み牛乳専用車として1930年(昭和5年)9月12日に製造され、その後1944年(昭和19年)1月19日に車籍除外となっていた。落成時の所有者は大日本乳製品であり、帯広駅を常備駅として運用され、1939年(昭和14年)4月4日に明治製菓へ名義変更された。 タ1150形の所有者は日本甜菜製糖であり、帯広駅を常備駅として運用された。 塗色は当初は黒一色であったが、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて速度指定65 km/hの「ロ」車となり、黄1号の帯を巻いた。全長は7,990 mm、全幅は2,432 mm、全高は3,445 mm、実容積は8.5 m3 - 8.7 m3、自重は8.5 t - 9.3 t、換算両数は積車1.4、空車0.8、車軸は12 t長軸であった。 1976年(昭和51年)6月4日に全車一斉に廃車となり、同時に形式消滅となった。
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