スタンド能力の発現条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 00:34 UTC 版)
「スタンド (ジョジョの奇妙な冒険)」の記事における「スタンド能力の発現条件」の解説
スタンドは全ての人間が持つことができるわけではなく、一部の人間のみが持つことができる。その発現の仕方は 生まれつき、または突然身につく、本人の才能・技術・修行の成果などがスタンド化 血縁者、ないしはそれに類する者にスタンド使いがいて、その影響を受ける スタンドの矢で射抜かれる、あるいは隕石(後述)の加工物によって傷つけられる スタンドDISCを頭部に挿入される 「悪魔の手のひら」や「壁の目」など、土地のエネルギーの影響を受ける などがこれまでに作品で描かれている。(1)と(2)はPart3、(3)はPart4、(4)はPart6、(5)はPart7でそれぞれ初めて登場した。 「スタンドの矢」と「悪魔の手のひら」は宇宙からの隕石が密接に関係しているとされる。ポルナレフはPart5で「とある隕石に触れた者の大半は怪死したが、一部の者はスタンドに酷似した能力を発現した。その岩石成分と同じもので矢の矢じりは作られている」という事実と、「隕石内の未知のウイルスと共生できた者が、ウイルスによる『ご褒美』として能力を得る(ウイルス進化論)」という仮説を述べている。また、「悪魔の手のひら」が登場するPart7でのネイティブアメリカンの説明では、「悪魔の手のひら」はかつて隕石が落下した跡とされている。これらの方法は「選ばれる」「呪われる」などと表現され、死のリスクを伴う。 「スタンドDISCの挿入」による発現は「スタンドであるホワイトスネイクが能力で作ったアイテムである」「本来の能力者から他者へのスタンドの移動である」という2つの点において特殊なケースである。スタンドはスタンド使いの才能であるため、適性や相性があり、特に強大なスタンドならば見合った精神力が必要で、スタンドDISCを挿入したとしても合わなければ体外に弾き出されてしまう。また、DISCは人間以外の生き物にも挿入でき、フー・ファイターズはこれにより生まれたスタンド生物である。 基本的にスタンドは闘争心や自衛という「闘う意思」に反応して現れる。そのため性格が穏やかすぎる人間がスタンド能力を得てしまった場合、そのエネルギーはかえって本人への害となり、高熱や昏睡状態、最終的には死にも至らしめる。作中に登場した人物では空条ホリィ(Part3)と幼少期の東方仗助(Part4)がこれを体験しており、命を落としかけたが、上で言う(2)のケースであった2人の場合は発現の原因であるDIOが先に死亡したことで死をまぬがれた。実際に死亡したケースでは、(3)ケースのPart5で何も知らずにライターを再点火しブラック・サバスに魂を射抜かれて死亡した清掃員の他、Part4の虹村形兆が弓と矢で杜王町の住人を無差別に射抜き何人もの死者を出し、Part3ではアヴドゥルが「数人の死亡を見た」と発言している。ただし穏やかな性格で闘争心とは無縁な人間であっても、それ以外の意思や衝動でスタンドの制御が可能であるケースも存在する。 (1)の一部のケース、「修行・技術などがスタンド化」の説明として、Part7の単行本10巻では、登場人物のジャイロ・ツェペリの使う「鉄球」の技や、Part1から登場していた「波紋」はスタンドという才能に近づくための技術だと解説されている。 ディアボロがエジプトで発掘した矢は6本ある。 弓矢A エンヤ婆とDIOの死後、虹村形兆がエジプトで入手。音石明に盗まれるも、空条承太郎が回収する。その後、砕いて徐倫に託した可能性が高い。 弓矢B エンヤ婆が吉良吉廣と吉影に譲る。消息不明。 矢C 6本のうちディアボロが手放さなかった1本。イタリアでポルポがギャングの入団試験に使用。ジョルノに破壊される。 矢D(虫型1) エンヤ婆とDIOの死後、ポルナレフがエジプトで入手した、レクイエムの秘密を持つ矢。最終的にジョルノの手に渡った。 矢じりE(虫型2) DIOがプッチに譲り、ホワイトスネイクとウェザー・リポートを引き出す。消息不明(矢Dと重複の可能性あり)。 矢F 消息不明。 番外 ノベライズ『The Book』に登場。ヨーロッパの骨董屋にあった。失敗作の一つと推測される。
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