スクールアイドルとラブライブ!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 04:50 UTC 版)
「ラブライブ!シリーズ」の記事における「スクールアイドルとラブライブ!」の解説
本シリーズの作品に共通する基本的なストーリーは「スクールアイドルが、ラブライブ!に出場する」というものである。 「スクールアイドル」とは、学校を舞台に活動するアイドルを指す。その定義はメディアによって小さな差異があるが、おおむね以下の条件を満たすものである。 学生であること。 アマチュアであること(メジャーデビューしているプロのアイドルや地下アイドルとは明確に別物として扱われている)。 劇中におけるスクールアイドルの社会的な認知は、メディアごとに差異はあるがおおむね高く、全国各地にグループが存在する。その数は年々増加しており、人気の子がいる高校は入学希望者も増えている。スクールアイドル経験者がプロとしてデビューすることもあるとされる。テレビアニメ版においてはインターネット上にアップロードしたPVや学校説明会でのパフォーマンス程度のμ’sの海賊版グッズが販売されている描写もある。またグループの人数に制限はない。 そして「ラブライブ!」とは、多くのスクールアイドルが目標としている、スクールアイドルの全国大会の名称である。こちらもメディア・作品ごとに差異があるが、共通しているのは、参加条件として所属校から部活動として認可されていることが挙げられ、そのために登場人物たちはまず、認可を受けるための行動をしている。 漫画版 『無印』劇中での夏に、第1回が開催。「アイドルクラブコンテスト」ともされる。UTXが主催しており、優勝チームにはUTXの無試験入学と特別待遇が特典としてついてくる。 エントリーには部活動であることが必要。各校1グループのみ出場可、各都道府県(東京は東西の2ブロック)で、「ラブライブ!」ホームページにおける人気ランキングによる予選が行われ、1校が選抜されたのち、本選が行なわれる。 テレビアニメ版 『無印』第1期の初秋に第1回が開催。『無印』第2期の3月頃に、臨時で第2回が開催され、以後年2回ペースで開催されている。劇中で言及されたのは第1回から第3回(『無印』・『劇場版』)および、『サンシャイン!!』劇中のもの(回数不明)。 第1回では、エントリーしたグループの中からネットのスクールアイドルランキングの上位20位までが本選に進出する。 第2回は、第1回大会の2倍の規模になりネット配信やライブビューイングがある。各地の予選で地区代表になったチームが本選に進出する。予選で最初に使用出来る曲は未発表曲に限られ、以降の大会でもこのルールが適用されている。最初の予選は大会が用意した複数のステージの中から自分達が選択して歌う形式だが、大会指定ステージ以外でのライブをネット配信で生中継することも認められている。各グループの持ち時間は5分で、上位4チームが最終予選に進んで本選出場する1チームが選ばれる。本選では選曲も衣装も踊りも曲の長さも基本的に自由で、全代表が1曲ずつ歌って会場とネットの投票で優勝チームを決める。 第3回大会は第2回大会決勝会場の約10倍の収容人数の「アキバドーム」が会場となった。その後の大会もドームで行われている。 『サンシャイン!!』では全国から約7000名が参加するほどの大規模な大会になっているが、μ'sとA-RISEがスクールアイドルの間で伝説視され、彼女達を目標にしているためか自然とレベルの高い大会になってしまい、更に彼女達が同じ東京都出身なためか、特に彼女達に憧れる東京都内のスクールアイドルの人数が圧倒的に多いため、地方出身のスクールアイドルが参加し辛くなったなど幾多の問題を抱えている。東海地区予選では、予備予選を突破した16チームの中から会場とネットの投票で選ばれた上位3チームがアキバドームへの決勝に進出する。本戦では、第2回大会で優勝したμ'sがアンコールを行ったことをきっかけに、優勝グループによるアンコールでもう1曲披露することが慣例化している。 『ニジガク』では、言及はされるものの、主要登場人物が活動目的から外したため、詳細は不明。 なお、『無印』のごくごく初期は、μ’sがユニット名として「ラブライブ!」を名乗っていた。「ラブライブ!」が大会名として使われたのは、漫画版『無印』からである。
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