ジャンパーソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:22 UTC 版)
「特捜ロボ ジャンパーソン」の記事における「ジャンパーソン」の解説
本作品の主人公で紫色のロボットヒーロー。人間態は存在しないが、元からその姿をしている。タイトルなどで「JP」と略して表記されることもある。 強固なボディ、数々の戦闘装備を持つロボット然とした面と優しさ、温かさに溢れ、人(以外に対しても)の痛みや悲しみを理解し、受け止めることが出来る面を併せ持つ。人間の命と愛は勿論、自身の正義に絶対的な信念を持っており、そのために自らの命を投げ出す覚悟や国家権力を敵に回す覚悟を見せたこともある。しかし、その根底にはプロトタイプ・MX-A1の行きすぎた勧善懲悪AIが抑制されつつも残っている。最終的には自ら善悪の判断回路を切り、MX-A1に戻った上でビルゴルディ抹殺へと向かうが、戦いの中で再び心を取り戻す。 初期においてはその名(janper+person)の通り、黒い革のジャンパー(と革のズボン)を着用していることがあった。そしてそれらを戦闘時に脱ぎ捨て、フェイスガードをセットしてバトルモードに入る。第8話では、形状記憶細胞を浴びせられてマシンガンジョーこと鬼武錠の姿になってしまい、アクションモードが起動できなくなってしまったことがある。 一人称は「俺」。当初は感情に乏しく、口数が少なかった。言葉遣いも敬語を使うことは無く、名前も呼び捨てで呼んでおり、作中の人物からその態度を非難されたことがある。しかし徐々に感情が入るようになり、終盤では相手に対して敬語を使って話す場合もあった。中盤以降は使用時に装備名を呼称するようになった。 敵に対してはロボットは容赦なく破壊(殺害)する一方、人間は手加減して助命することが多いが、例外もある。サイボーグのベン藤波は殺害、UFOに搭乗していたドクター洞田はUFOごと撃墜した。一方で犯罪ロボットでも記憶を失うなどして悪の意志を失った場合(U2やR3号など)や、基本的に善良な場合(シープやエンジェルなど)は攻撃を行わなかったり、助命したこともある。バイオモンスターに関しては、アイスマンは直接手を下さず、人間モドキに関しては一時は倒そうとするが結局は倒すのをやめ、逆に超獣神は元となった綾小路麗子の生い立ちの背景から倒すのを躊躇ったものの、攻撃を行い致命傷を負わせるに至っている。第46話ではジョージ真壁を殺害しようとするガンギブソンを制止しているが、理由が「人間だから」ではなく「組織が壊滅した以上倒す必要がないから」というものであった。最終話ではビルゴルディを抹殺するため、かおるに頼み、善悪の判断回路を切ってもらい、MX-A1に戻り、戦いに臨んだが激闘の末、ジャンパーソンとしての心を取り戻す。 決め台詞は「Janperson, For Justice!」。 MX-A1 ジャンパーソンのかつての姿である戦闘ロボット。 警視庁がロボット犯罪の重武装化に対応するために開発。右目にはスコープ、背部にはバズーカ砲を装備。ジャンパーソンとほぼ同様の武器(ニーキックミサイルやブレイクナックルなど)は元より、肩に小型ミサイルやレーザー砲なども装備しており、ジャンパーソンと比べて、重装備な外観をしている。 その攻撃性の高さや常軌を逸した勧善懲悪のプログラミング行動により、初試験で暴走後、プロジェクトごと闇に葬られた。しかし、廃棄処分でスクラップとなったが、AIは壊れず、なお強い意思力で生きる意志を見せたことにより、かおるに改造されて、ジャンパーソンとして再起動する。 ジャンパーソンとは異なり、人には丁寧な言葉遣いで接するが、口調は堅く機械的で口調に反して、かなり乱暴。最終回でジャンパーソンが判断回路を切って、MX-A1に戻ったときは、機械的なしゃべり方をしながらも通常のジャンパーソンと同じ口調となっていた。
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