ジスクール関係者
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「サライ (漫画)」の記事における「ジスクール関係者」の解説
イリナ・ペトリョーワ メイド協会の御所代。若い頃はジスクールの女性研究員で、「SARAI」計画に情熱を燃やしていた。神薙勇気を尊敬していたが、彼が発狂した姿を見てようやくこの施設の人間の狂気に気づく。再スタートした「SARAI」計画で処女だったイリナは自らの子宮を使って、1977年4月に第二のサライであるジェースイッチを出産したが、外出している間にジスクールは壊滅し、二度と我が子とは会えなくなった。すぐに反逆罪の容疑で逮捕され、収容所で14年間過ごした。その過酷な日々により心を閉ざしていたが、1992年に各地で報告される変身の危険性を見抜いた世界各国のトップ達によって協会のメンバーに選ばれる。 ヴェルナー・バウムバッハ 護衛メイド協会の老科学者。特A級メイドを育てている。若い頃はジスクールの研究員でイリナの恋人だった。 Dr. ダーフー(Dr. DAHOO) ジスクールの男性研究員。イエティをそそのかし、反乱で混乱している隙に「SARAI」の受精卵を奪い逃走した。その後、マジュパ王国の王に取り入り、「SARAI」を作り出そうと非道な実験を繰り返していたが、成功しなかった。「大災厄」とその後の混乱も生き延び、マジュパ交易港で医者をしながら酒浸りの生活をしていたが、かつての野心は持ち続けていた。 神薙沙莉(かんなぎ さらい) サライの最初の前世。ジスクールで行なわれていた究極の生体兵器開発「SARAI」計画によって1962年に作られた実験体。誕生後まもなく神薙夫妻によって連れ去られ、日本で普通に育てられた。しかし高校生の時に探し当てられ、その過程で能力が発現する。再び親子で逃走するが、自動車事故により瀕死の重傷を負い、ジスクールに連れ戻され、実験材料にされて死亡した。 神薙勇気(かんなぎ ゆうき) 発生生物学の日本科学者。ソ連留学中に誘われ、「SARAI計画」の主任研究者になった。1960年、良心に目覚め、同僚の女性科学者、恋人の麻ヶ谷紗貴子と共に沙莉を連れて逃亡した。日本では平凡なサラリーマンをしていたが、1976年に組織に発見された。再び逃走を図るが、瀕死の重傷を負った沙莉を助けるため、やむなくジスクールに戻っていたが、実験材料にされ、頭部を切り離した沙莉を見て発狂した。 麻ヶ谷紗貴子(あさがや さきこ) 遺伝子工学の日本科学者。1960年逃亡した後、神薙勇気の妻になった。愛称はサキ。1976年、逃走中の事故で他界した。 ジェースイッチ 再スタートした「SARAI」計画で神薙勇気の精子と「SARAI」の10番目の受精卵から作られた実験体。イリナの子宮から誕生し、彼女から我が子同然の扱いを受けていたが、発育が遅く能力も疑問視されていた。人工子宮から生まれた9人の姉から疎まれいじめられていたが、1978年のジスクールでのイエティ反乱時に能力が覚醒する。自爆による爆風と猛火をくぐりぬけ生き延びたが、頭部にショックを受け、それ以前の記憶を失い、神薙沙莉の記憶だけが残った。さまよっているところをシベリアの遊牧民に拾われ、育てられた。1992年に人身売買組織の船で日本へ密航する。その時、暴力団を能力を使って撃退し、それをテレビカメラに撮影されたために世間にその存在を知られてしまった。
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