シモーヌドボーヴォワール賞とは? わかりやすく解説

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シモーヌ・ド・ボーヴォワール賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/21 08:16 UTC 版)

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シモーヌ・ド・ボーヴォワール賞
受賞対象 法律、労働、教育、研究、文学、社会活動などの分野において、女性の自由の擁護と促進のために、特に世界的な貢献をした個人、団体、作品、活動等
開催日 1月9日(ボーヴォワールの生誕日)
フランス
初回 2008年
最新回 2019年
最新受賞者 サラ・ガルシア・グロス
公式サイト http://www.prixsimonedebeauvoir.com/

女性の自由のためのシモーヌ・ド・ボーヴォワール賞 (Prix Simone de Beauvoir pour la liberté des femmes; 通称「シモーヌ・ド・ボーヴォワール賞」は、2008年シモーヌ・ド・ボーヴォワール (1908-1986) の生誕100年を記念してジュリア・クリステヴァによって創設された賞であり、毎年ボーヴォワールの生誕日の1月9日に、法律労働教育研究文学社会活動などの分野において、女性の自由の擁護と促進のために、特に世界的な貢献をした個人、団体、作品、活動等に与えられる[1]

組織

キュルチュールフランスフランス語版[2]アンスティチュ・フランセフランス語版の前身)、国立図書センターフランス語版ガリマール出版社パリ第7(パリ・ディドロ)大学の協賛による賞であり[3]、ボーヴォワールの養女シルヴィー・ル・ボン・ド・ボーヴォワールフランス語版が名誉会長を務めている。

歴代審査委員長

  • 2008年 - 2011年: ジュリア・クリステヴァ
  • 2012年 - 2016年: ジョジアーヌ・サヴィニョーフランス語版
  • 2017年 - : シエム・アプシフランス語版

審査員(2019現在)

  • コンスタンス・ボルド(Constance Borde)
  • ピエール・ブラ(Pierre Bras)
  • ニコル・フェルナンデス・フェレール(Nicole Fernández Ferrer)
  • マドレーヌ・ゴベイユフランス語版
  • シエム・アプシ
  • リリアンヌ・カンデル(Liliane Kandel)
  • サイム・ラアシェル(Smaïn Laacher)
  • リリアンヌ・ラザール(Liliane Lazar)
  • ラシダ・レマーティ(Rachida Lemmaghti)
  • アネット・レヴィ=ウィラール(Annette Lévy-Willard)
  • シェイラ・マロヴァニー=シュヴァリエ(Sheila Malovany-Chevallier)
  • フランソワーズ・ピックフランス語版
  • イヴェット・ルーディ
  • アリス・シュヴァルツァー
  • アンヌ・ゼレンスキーフランス語版

受賞者一覧

受賞者 活動
2008
タスリマ・ナスリン バングラデシュ
バングラデシュ婦人科医、後に作家イスラム教冒涜する内容の小説を著したとしてイスラム過激派から死刑宣告(ファトワー)を受け、亡命生活を送っている[4]
2008
アヤーン・ヒルシ・アリ ソマリア アメリカ合衆国 オランダ
ソマリアモガディシュ生まれのオランダの元下院議員でイスラム世界における女性の扱いの低さを訴え、抑圧からの解放を解く[5]
2009 イラン「女性差別的な法令の撤廃を目指す100万人署名運動」[6][7]
2010 艾暁明、郭建梅 中華人民共和国 ― 「中国における女性の権利のために闘う活動家」として受賞。
2010 艾暁明 (Ai Xiaoming) ― 中国の映画監督政治活動家中山大学中国語・中国文学教授(女性問題・社会問題専門)[8]
2010
郭建梅 (Guo Jianmei) ― 中国の弁護士人権活動家。非政府組織「女性法学・法的支援センター」所長。翌2011年には国際勇気ある女性賞を受賞した[9]
2011
リュドミラ・ウリツカヤ ロシア
ロシアの小説家。ソ連時代の国家的問題や社会現象を背景に、市井の人々の日常を描いた『ソーネチカ』、『女が嘘をつくとき』など多数の著書を発表し、日本語を含む十数か国語に翻訳されている[10]
2012
チュニジア民主女性協会 チュニジア
1989年設立。2011年チュニジアで起こった民主化運動ジャスミン革命」で重要な役割を担った。
2013
マララ・ユスフザイ  パキスタン
パキスタンのフェミニスト・人権運動家。翌2014年には17歳でノーベル平和賞を受賞。
2014
ミシェル・ペロー フランス
フランスにおける女性史研究の第一人者。『女の歴史』[11]全5巻を監修。著書『歴史の沈黙 ― 語られなかった女たちの記録』[12]、『フランス現代史のなかの女たち』[13]などを著した。
2015
ワシントンD.C.国立女性美術館 アメリカ合衆国
1981年設立。女性の芸術作品を紹介する世界で唯一の大規模な美術館[14][15]
2016 ジュジ・ニコリーニ イタリア
ランペドゥーサ市長。ランペドゥーサ島難民支援に対して。
2017
バーバラ・ノヴァツカフランス語版 ポーランド
ポーランドの政治家。ポーランドの中絶権擁護団体「女性を救おう」代表[16][17]
2018
アスル・エルドアン トルコ
トルコの作家、ジャーナリスト、人権(特に女性の権利)擁護活動家。2016年トルコクーデター未遂事件鎮圧後のエルドアン政権による粛清で、少数民族クルド人を支持し、テロの扇動をしたという理由で収監されたたという理由で反体制派の新聞の記者らと共に逮捕された[18][19]。条件付き釈放後、ドイツに亡命。2000年、国際ペンクラブの獄中作家委員会のトルコ代表を務めた[20]
2019 サラ・ガルシア・グロスオランダ語版 エルサルバドル
エルサルバドルの人権活動家。ラテンアメリカにおける人工妊娠中絶権のための闘いに対して[21]

脚注

  1. ^ Prix Simone de Beauvoir pour la liberté des femmes” (フランス語). www.prixsimonedebeauvoir.com. 2019年1月2日閲覧。
  2. ^ AFAA(芸術活動に関するフランス協会)/キュルチュール・フランス” (日本語). 2019年1月2日閲覧。 “キュルチュール・フランス(Culturesfrance)はフランス最大の公的文化機関で、フランス外務省及びフランス文化・コミュニケーション省によって運営されている。”
  3. ^ Prix Simone de Beauvoir pour la liberté des femmes” (フランス語). prixsimonedebeauvoir.blogspot.com. 2019年1月2日閲覧。
  4. ^ イスラム教冒涜のバングラデシュ人作家、「政府の圧力」で亡命先インドを出国” (日本語). www.afpbb.com. 2019年1月2日閲覧。
  5. ^ アヤーン・ヒルシ・アリ著 矢羽野薫訳 (2008). 『もう、服従しない ― イスラムに背いて、私は人生を自分の手に取り戻した』. エクスナレッジ. 
  6. ^ イラン:女性活動家の解放を”. 2019年1月2日閲覧。
  7. ^ イラン:平和的デモ参加者、活動家の相次ぐ逮捕” (日本語). アムネスティ日本 AMNESTY. 2019年1月2日閲覧。
  8. ^ Johnson, Ian (2016年9月8日). “The People in Retreat: An Interview with Ai Xiaoming” (英語). The New York Review of Books. 2019年1月2日閲覧。
  9. ^ International Women of Courage Awards” (英語). whitehouse.gov (2011年3月10日). 2019年1月2日閲覧。
  10. ^ ELKOST International Literary Agency - Ludmila Ulitskaya” (日本語). elkost.com. 2019年1月2日閲覧。
  11. ^ ジョルジュ・デュビィ, ミシェル・ペロー, ed (1994-2001). 『女の歴史』. 藤原書店. 
  12. ^ ミシェル・ペロー著. 持田明子訳 (2003). 『歴史の沈黙 ― 語られなかった女たちの記録』. 藤原書店. 
  13. ^ ミシェル・ペロー著. 福井憲彦、金子春美訳 (1989). 『フランス現代史のなかの女たち』. 日本エディタースクール出版部 (アクト叢書). 
  14. ^ National Museum of Women in the Arts - Prix Simone de Beauvoir (...) - Prix Simone de Beauvoir pour la liberté des femmes” (フランス語). www.prixsimonedebeauvoir.com. 2019年1月2日閲覧。
  15. ^ National Museum of Women in the Arts | Home Page” (英語). nmwa.org. 2019年1月2日閲覧。
  16. ^ Collectif "Sauvons les femmes" - Prix Beauvoir 2017 - Prix Simone de Beauvoir pour la liberté des femmes” (フランス語). www.prixsimonedebeauvoir.com. 2019年1月2日閲覧。
  17. ^ ポーランド日本情報工科大学の国際担当副学長を務めた(城西大学 - ポーランド日本情報工科大学を訪問)。
  18. ^ Asli Erdogan, romancière emprisonnée en Turquie” (フランス語). Libération.fr (2016年8月25日). 2019年1月2日閲覧。
  19. ^ 収監中のアスル・エルドアン、自著は刑務所の図書館にあり”. 日本語で読む中東メディア. 2019年1月2日閲覧。
  20. ^ Unionsverlag Dokument zu Aslı Erdoğan” (英語). www.unionsverlag.com. 2019年1月2日閲覧。
  21. ^ Le Prix Simone de Beauvoir 2019 est attribué à la salvadorienne Sara Garcia Gross, combattante pour le droit à l’avortement - Europe Solidaire Sans Frontières”. www.europe-solidaire.org. 2019年1月5日閲覧。

関連項目

外部リンク

シモーヌ・ド・ボーヴォワール賞 公式ウェブサイト


シモーヌ・ド・ボーヴォワール賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 23:24 UTC 版)

シモーヌ・ド・ボーヴォワール」の記事における「シモーヌ・ド・ボーヴォワール賞」の解説

2008年生誕100年記念して女性の自由のためのシモーヌ・ド・ボーヴォワール賞(略称:シモーヌ・ド・ボーヴォワール賞)がジュリア・クリステヴァによって創設された。これまで受賞した個人および団体は、イスラム教冒涜する内容小説著したとしてイスラム過激派から死刑宣告を受け、亡命生活送っているタスリマ・ナスリン(2008)、ソマリア・モガディシュ生まれオランダの元下院議員イスラム世界における女性扱い低さ訴え抑圧からの解放を解くアヤーン・ヒルシ・アリ (2008)、イランの「女性対す差別的な法令撤廃目指す百万署名」(2009)、中山大学中国語中国文学教授暁明 (2010)、中国非政府団体女性法学法的支援センター」の弁護士の郭建 (2010)、ロシア小説家リュドミラ・ウリツカヤ (2011)、チュニジア民主女性協会 (2012)、パキスタンフェミニスト人権運動マララ・ユスフザイ (2012)、フランスにおける女性史研究先駆者ミシェル・ペロー (2014)、ワシントンD.C.国立女性美術館 (2015)、ランペドゥーサ市長のジュジ・ニコリーニ(ランペドゥーサ島難民支援に対して)(2016)、ポーランド中絶擁護団体女性救おう」代表のバーバラ・ノヴァツカ (2017)、トルコ作家アスル・エルドアン (2018) である。

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