サンサルバシオン解放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 14:37 UTC 版)
「大陸戦争 (ACE COMBAT)」の記事における「サンサルバシオン解放」の解説
エルジア勢力圏での偵察飛行を終えたISAFのU-2偵察機が、エルジア軍の最終兵器「メガリス」に関する情報を入手した。偵察機は帰路の途上でエンジンを損傷し、出力不足のため山脈を避けてノーム幽谷を通過するルートを通ることにしたが、ノーム幽谷にはエルジア軍によって大量の飛行船型係留式ノイズジャマーが敷設されており、航法が阻害され墜落する危険性があった。5月7日、係留式ノイズジャマー破壊のためブラインドマンズブラフ作戦が開始され、メビウス1が作戦に当たった。偵察機が安全に飛行できるだけの係留式ノイズジャマーが破壊され、偵察機は無事に離脱することに成功した。また偵察機を追撃していたエルジア軍機がメビウス1と交戦し全機撃墜された。情報部はメガリスの構造を分析した結果、メガリスが実戦投入される前に戦争を終わらせることだけが最善であると結論付けた。 ISAFは大陸北部のセントアーク、スナイダーズトップ、アイスクリーク南方の3つに上陸作戦を開始した。6月18日、エルジア軍はこれらISAF地上軍に対しアイスクリーク北方からXB-70による巡航ミサイル攻撃を実施した。ISAFはオーロラ作戦を開始しセントアークからメビウス1を出撃させ、アイスクリークの氷原上空で迎撃に当たらせた。巡航ミサイルはメビウス1によってすべて撃墜された。上陸部隊は北部沿岸の確保に成功し、7月初旬までにアイスクリーク一帯からホワイトバレー周辺を勢力圏に収め、またスナイダーズトップの占領に成功した。セントアークからも部隊が南下し、勢力圏を広めつつあった。大陸南部のISAFも快進撃を続け、ストーンヘンジがあるハッティーズ砂漠付近まで西進し、大陸東部を北上する部隊もフェイスパークにほど近い地域まで前進した。 7月10日、ISAFはサンサルバシオンの首都解放を目指したファイアフライ作戦を開始した。作戦は現地のレジスタンスと共同して実行され、深夜の午前0時にエルジアの灯火管制が解除される手筈となった。レジスタンスによって灯火管制が解除されると同時に、両軍との間で戦闘が開始した。エルジア軍は旧市街地の国道7号線付近に戦車大隊、新市街地の行政官庁街に攻撃ヘリを展開しており、ISAF地上軍との間で戦闘が展開された。市街地北部のサンプロフェッタ空港からは航空部隊が出撃した。黄色中隊も作戦に参加したが、熟練パイロットの多くが別部隊に異動させられ、その代わりに飛行時間の少ない新人パイロットが補充されていたことに加え、質が落ちた燃料での飛行を強いられており、全盛期ほどの戦力とはならなかった。ISAF航空部隊の航空支援によって地上ではISAFとレジスタンスが優勢となり、エルジア軍は劣勢に陥った。エルジア軍はTu-160爆撃機編隊による焦土作戦を試みたが、メビウス1によって爆弾を投下する前に全機撃墜された。エルジア軍はサンサルバシオンから撤退し、深夜にも関わらず街は市民たちの歓声に包まれた。首都は解放され、約2年におよぶ占領は幕を閉じた。 8月中旬までにサンサルバシオンを解放した部隊は首都周辺の支配領域を広げつつ再びランバート山脈の南側へ戻り、山脈に沿って西進しエルジア国境を超えた。アイスクリーク南方から上陸した部隊は大陸北方の支配領域を広げた。セントアークから上陸した部隊は、大陸東方を北上していた大陸南部の上陸部隊と合流し、ポートエドワーズやフェイスパークといった地域を奪還した。リグリー飛行場も奪還され、前線基地としての機能を取り戻すため各地から様々な航空機の派遣が始まった。大陸北東部のタンゴ線も突破に成功し、大陸東部と南部はISAFの勢力圏となり、残されたエルジア支配領域はエルジア領中部以西と大陸中北部のみとなった。エルジア軍はランバート山脈とアンバー山脈に挟まれたウィスキー回廊と呼ばれる砂漠に最終防衛線を築き、首都ファーバンティ防衛の要とした。
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