サンサルバシオン侵攻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 14:37 UTC 版)
「大陸戦争 (ACE COMBAT)」の記事における「サンサルバシオン侵攻」の解説
エルジア政府は難民問題によって自国を取り巻く状況が悪化する中、難民を押し付ける東部諸国への武力侵攻という形で事態の解決を図ろうとした。しかしこれには問題があり、エルジアの軍事力はユージア大陸諸国の中では最大規模であったが、その規模はFCUなど大陸諸国間経済同盟の加盟国を合わせた東側諸国の軍事力とほぼ同等であり、全面戦争となれば相当な出血を強いられることになる。エルジアはストーンヘンジを接収することでこの問題の解決を試みた。エルジアの隣国の中立国サンサルバシオンに建造されたストーンヘンジを対空砲として運用した場合、長大な射程によって航空機を超長距離から一方的に撃墜することが可能であった。特に、ユリシーズの複数の破片を同時に処理すべく開発された有効範囲の広い特殊砲弾を使用した場合、約1200kmの射程圏内を高度2000フィート(約600m)以上で飛行する航空機を確実に撃墜することが可能という驚くべき性能であった。 2003年夏、エルジアはサンサルバシオンに侵攻を開始した。エルジア空軍の空爆を皮切りに3日間におよぶ地上戦を展開し、首都サンサルバシオンの占領に成功した。ストーンヘンジではUTO指揮下の12機の航空機と警備隊員が防衛に携わっていたが、エルジア軍により制圧された。エルジア軍はストーンヘンジの運営に携わるスタッフを捕らえ、ストーンヘンジを動かすための人材を確保した。スタッフに関して、エルジア当局は健康な状態で軍の保護下にあると発表した。ストーンヘンジの管理は、エルジア空軍の下部組織にあたるミサイル防空局がミサイル防空軍に名称を変更した上で格上げされ担当することとなった。 エルジアの占領下に置かれたサンサルバシオン市民の生活は次第に変化していった。学校で学ぶ言語は変えられ、地元警察は姿を消しエルジア軍の憲兵がこれに変わった。軍用を除くインターネットが遮断されたため、市民は鉱石ラジオを使うことになった。パラボラアンテナを掲げることで見られたノースポイントからの放送は、そのうち見ることができなくなった。ガソリンの配給が滞ったため、街から自動車が姿を消し荷馬車が復活した。また民間人のレジスタンスが抵抗運動を開始し、エルジアは秘密警察によって不穏分子の摘発に当たった。
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