サンセリフ
【英】sans serif
サンセリフとは、欧文フォントの分類の一種で、文字から「ひげ」や「うろこ」などのような装飾的要素を省いたフォントのことである。サン(sans)とは仏語で「付いていない」、セリフ(serif)は「飾り」という意味である。
代表的なサンセリフのフォントとしては、「Arial」や「Helvetica」などがある。なお、サンセリフに対してひげやうろこなどの飾りがあるフォントの分類は、セリフと呼ばれる。セリフの代表的なフォントとしては「Times New Roman」などがある。
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サンセリフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/15 01:27 UTC 版)
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サンセリフフォント |
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セリフフォント |
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セリフフォント (赤い部分がセリフ) |
サンセリフ(仏: Sans-serif)とは、セリフのない書体 (フォント) の総称である。セリフとは、文字の線の端につけられる線・飾りで、「うろこ」、「ひげ飾り」、「ひげ」とも呼ばれる。旧来のセリフのついた活字書体(セリフ体・ローマン体とも呼ぶ)と区別するために用いられる用語。「サン」とは、フランス語で「〜のない」という意味で、「セリフのない書体」を表している。グロテスク体とも呼ばれる。
このような「うろこ」のない書体のことを日本ではゴシック体とも呼ぶが、欧文書体においてGothicとは基本的にサンセリフ体ではなくブラックレターのことを指す。
分類
グロテスク・サンセリフ (Grotesque Sans-Serif)
最初期(19世紀~20世紀初頭)のグロテスク体のデザイン。例えば以下のような書体がある。
- Akzidenz-Grotesk(アクチデンツ・グロテスク)
- Franklin Gothic(フランクリン・ゴシック)
リアリスト・サンセリフ (Realist Sans-Serif)
20世紀半ばに国際タイポグラフィー様式が創始された際にグロテスク体をもとに製作された。ネオ・グロテスク体(Neo-grotesque Sans-Serif)あるいはトランジショナル体(Transitional Sans-Serif)ともいう。例えば以下のような書体がある。
ヒューマニスト・サンセリフ (Humanist Sans-Serif)
旧来のローマン体の骨格を残した、人間味のあるサンセリフ体を指す。20世紀に入り製作された。ヒューマニスティック・サンセリフ(Humanistic Sans-Serif)ともいう。例えば以下のような書体がある。
ジオメトリック・サンセリフ (Geometric Sans-Serif)
1920年代のドイツで創始された、直線や円弧など、幾何学的な図形により骨格が形成されているサンセリフ体を指す。例えば以下のような書体がある。
- Erbar (エルバー)
- Futura(フーツラ)
- Avenir (アベニール)
- ITC Avant Garde (アヴァンギャルド)
- Gotham (ゴッサム)
関連項目
- 書体の一覧#サンセリフ(セリフ無しの書体)
- 英語版のサンセリフ書体の一覧表も参照。
サンセリフ (Sans-serif)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 04:32 UTC 版)
「レタリング」の記事における「サンセリフ (Sans-serif)」の解説
日本字のゴシック体に当たる書体で、「セリフ(うろこ)が無い」という意味。グロテスク・サンセリフ、リアリスト・サンセリフ、ジオメトリック・サンセリフ、ヒューマニスト・サンセリフの4つに分類される。
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