グラニクス(ネギ関連)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:00 UTC 版)
「魔法先生ネギま!の登場人物」の記事における「グラニクス(ネギ関連)」の解説
ドルネゴス メセンブリーナ連合に属する自由交易都市「グラニクス」の有力者で、いくつかの闘技場を経営している。 ヘカテスを訪れたときに風土病にかかった亜子に「親切にも」薬を与えた(ただし、その薬イクシールは100万ドラクマで「10年遊んで暮らせる」ほどの高額な値段である)。その代わりに亜子・アキラ・夏美の3人と奴隷契約を結んだ。その後は一度も姿を見せていない。 トサカ 25歳。ドルネゴスの拳闘士兼拳闘士の統括的な仕事をしている。バルガスの弟分。その名の通り、鶏冠のようなモヒカンヘアーである。乱暴者で卑屈なところがあり、奴隷となった亜子たちにちょっかいをかけるが、「ママ」と呼ぶ奴隷長にはまったく頭が上がらない。チンとピラという弟分がいる。 オスティアに移動してから偶然ネギが幻術薬での大人の変装を解いて本来の姿に戻るのを目撃し賞金首と気づき(当初は「ナギ」が子供の姿に変装していると思い込んでいた)、拳闘大会の決勝2日前にひそかに尾行して撮影していた変装解除の動画を盾にネギに「通報しない代わりに俺の下僕になれ」と脅迫してくる。しかし、物陰でやりとりを聞いていた亜子が翌朝「自分が身代わりになる」と告げると脅迫を撤回し、ラカンに勝てる自信が無いと言うネギに拳で活を入れた。 亜子たち(特に何にでも恵まれているネギ)には常に憎まれ口を叩くが、どこか自分と似ている亜子に対しては上記の脅迫撤回や助言をするなど不器用な優しさもある。また、亜子には自らがネギに抱く本音、もとい自分自身へのコンプレックスが「何をやっても主役になれない奴の気持ち」であると明かした。 20年前、オスティアのスラムで暮らしていたがオスティア崩壊と共に国を失い、5歳で奴隷となっていた。奴隷長とバルガスによって先に解放してもらい、のちに拳闘士となって賞金で彼らを解放している。このことから卑屈な性格なりに自分が慕う相手に対しては誠実な一面もある。 オスティアが崩壊する前に一度だけ間近でアリカ王女と対面したことがあり、またオスティア崩壊の際に直接赴いた彼女によってトサカたちの住むスラムが救われた経験から、「災厄の魔女」と呼ばれている彼女を今でも慕っている。 ラカンに対しても憧れを抱いており、彼と対面した際にはサインをもらったりと普段とは違った一面を見せた。 ゲーデル主催の舞踏会に給仕として参加している時、襲撃してきた魔物の放った魔法(リライト)から亜子をかばって消滅したが、明日菜の「力」によって復活する。 また、ネギにとってはかなり影響力の強い存在であり、ネギに“主人公としての己”を自覚させ、彼の心象の内にまでも登場し、力の新たな覚醒を呼ぶ重要なピースとなるほどの活躍を見せた。 ネギがジャック・ラカンとの修行のためにグラニクスを離れた際、無理矢理彼の代理として小太郎と共に試合に出場している。 クママ奴隷長(クママ-チーフ) 熊の着ぐるみのような姿をしており、非常に大柄である。ドルネゴスの奴隷の統括をしている。仕事は厳しいものの奴隷の身体の調子などに気を使っているなど、心根は優しい人物。 20年前、トサカと同様の経緯で奴隷となった。当時「10代の美少女」だったらしく、トサカとはそのころからの付き合い。トサカの度重なる弱者への暴行にはあきれており、その場を見かけるたびに制裁を加えている。 トサカと同様に舞踏会に給仕として参加していたが、襲撃してきた魔物の放った魔法(リライト)から夏美と小太郎をかばって消滅したが、明日菜の「力」によって復活する。 バルガス ドルネゴスの拳闘場の訓練士。縮地レベルの瞬動術の使い手。スキンヘッドでいかつい外見に反してかなり高位の魔法使い(魔法拳士)であり、無詠唱の砂の「魔法の射手」や、ネギが用いる「戦いの歌」の上位呪文の「戦いの旋律」を使いこなす。 小太郎とトサカの喧嘩の仲裁に入ったり、前述の通り一緒に奴隷になったトサカをクママと自分の稼ぎで解放したことから、根は面倒見が良い性格らしい。 昔、ナギにコテンパンにのされたことがあるらしく、それ以来赤毛の優男は問答無用でぶちのめすことにしている。ヘカテスの宿で息子のネギをそれと知らずに襲いかかるが、一撃で倒される。 オスティア出身者でトサカ、奴隷長と同様な理由で奴隷になった。二人とはオスティア崩壊後からの付き合いである。 ネギの優勝後は共にネギの健闘を祝った。 司会娘 声 - 平田真菜 ドルネゴスの拳闘場の審判兼実況担当。OAD版では「レポーター」「インタビュアー」となっている。 褐色の肌、頭部に2本の角、背中にコウモリのような翼を持つ魔族のめがねっ娘であり、首には奴隷の首輪をしている。 グラニクスでの試合だけでなく、オスティアでのナギ(ネギ)対ラカンの試合も担当した。 その際、観客席の魔法障壁の効果を確認するために炎の魔法を使っている。 舞踏会には、招待客、給仕どちらとしても参加しておらず魔物たちの襲撃から難を逃れている。 チン、ピラ トサカの弟分で、チンは小太りで語尾が「〜ス」という喋り方で、ピラは背が低く髪の毛が逆立っている。前述のトサカに亜子が身代わりになると言った時におこぼれに与ろうと亜子にストリップを強要したり、総督府の搬入港で賞金首にされた亜子たちを見かけた時には楓が口封じをしようとしているのに気づかずに大騒ぎしながら通報しようとするなど、浅はかな行動をしてはトサカに鉄拳制裁されている。
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