ウェアラブル端末とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ウェアラブル端末の意味・解説 

ウエアラブル‐たんまつ【ウエアラブル端末】


ウェアラブルデバイス

別名:ウエアラブルデバイス,ウェアラブル端末,ウエアラブル端末
【英】wearable device

ウェアラブルデバイスとは、腕や頭部など、身体装着して利用することが想定され端末デバイス)の総称である。

デバイスは「端末」や「装置」といった意味の英語である。かつては、身につけて用い電子機器端末もっぱらウェアラブルコンピュータ」と呼ばれていたが、最近では替わってウェアラブルデバイスと呼ばれることが多くなっている。ウェアラブルデバイスとウェアラブルコンピュータ実質的に同義と言えるが、デバイス周辺機器の意味用いることもあり、アーキテクチャーなどによる呼称区別設けられているケースあり得る

ウェアラブルデバイス以外にも、近年ではコンピュータ明示的にコンピュータと呼ぶ機会少なくなりつつあり、「スマートデバイス」のように「デバイス」と呼ぶ場面多くなっていると言える

2013年9月現在、スマートデバイスあり、かつウェアラブルデバイスである製品のカテゴリーとして、スマートグラススマートウォッチ注目集めているといえるスマートグラス具体例としては、Google開発して開発者向け販売始めている「Google Glass」、セカイカメラ開発者としても知られる井口尊仁新たに起業して立ち上げたTelepathy One」などがあり、スマートウオッチにはソニーモバイルの「SmartWatch」、サムスン電子の「Galaxy Gear」などがある。

先端技術のほかの用語一覧
ユビキタス:  Auto-ID Labs  アクティブ型ICタグ  ウェアラブルコンピュータ  ウェアラブルデバイス  CarPlay  EPC  FOMA ユビキタスモジュール

ウェアラブルコンピュータ

(ウェアラブル端末 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/20 21:17 UTC 版)

2015年に発売された「Apple Watch」。

ウェアラブルコンピュータ: wearable computer)とは、装着もしくは着用出来るコンピュータのこと。ラップトップスマートフォンなど単に持ち運べるコンピュータとは異なり、主に衣服状や腕時計状で身につけたまま使えるものを指す。 ウェアラブルデバイス、ウェアラブル端末、ウェアラブル、ウェアラブル製品と呼ぶこともある。腕時計型、眼鏡型、指輪型、靴型、懐中型、ペンダント型など様々なタイプのものがある。

なお、ウェアラブルコンピューターは装着可能なデバイスを指す古い呼称であり、近年ではウェアラブルデバイスなどと称される[1]

概要

スマートウォッチ

装着可能であり、利用者の日常生活を制限せず、その端末のみでデータの処理・通信を行うことができる端末のことをウェアラブル製品と呼称する[2]。ウェアラブル端末は、小さく軽いデバイスで構成され、腕時計のように普段身につけるガジェットを利用したものから、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)のように、身につけて出歩くことも不可能ではないガジェット、あるいは、衣類にコンピュータを統合したものまで、幅広く研究されている[3]

ユビキタスコンピューティングにおいて、ウェアラブルコンピュータはエンドユーザーが直接接する端末として大きな意味をもつ。腕時計形のコンピュータや、PDA、小型コンピュータ、付随する通信装置やセンサ類(カメラやGPS受信装置など)が具体的には挙げられるが、これらに限らず様々な形状のものが研究、提案されている。しかし、HMDなどは屋外でそれを着用して歩くと異様な風貌になるなど実用化・普及への課題は少なくない。「眼球に直接埋め込まれ、脳に直結したディスプレイ」など侵襲型は制約が大きいため[4]スマートコンタクトレンズのような非侵襲型の開発が進んでいる[5]

2010年時点では、技術上の問題から、ウェアラブル技術の一般への普及は低調だった[6]。しかし、近年の半導体技術の発展や、無線通信技術の普及、データの管理・解析技術の発展などにより、ウェアラブルデバイスの一般への普及率は増加した。ウェアラブルデバイスの出荷台数は2020年までに国内で約1160万台、世界で約3億2300万台に上ると推定される[7]

課題

ウェアラブルコンピュータの実現にはいくつかの課題がある。

着用に適したハードウェア
ヘッドマウントディスプレイの小型化や、入力機器、消費電力の少ないCPU、長時間動作可能な電源などの開発。さらに長時間身に着ける物であるため、それを前提とした設計が必要となる。主に低温やけどをしないように発熱問題を解決することや、に直接触れる部分は、金属部品が腐食しない設計にする必要がある[8]
常にコンピュータを身につける意味がある応用技術
コンピュータを着用するだけでは、十分に小さなコンピュータを持ち歩くのと大差はない。常に身につけている特徴を生かした応用技術が必要である。大きくわけて3つの利用方法が提案されている。1つは利用者に対するリアルタイムの情報提供、2つ目は利用者の状態の記録、3つ目は外部のコンピュータとの連携である。
利用者に対するリアルタイムの情報提供の例としては、道案内、顔の画像認識による人についてのメモ、周辺情報などがある。
利用者の状態の記録の例としては、行動記録、健康管理など。
外部のコンピュータとの連携によって、ワークステーションの環境を目の前にいる利用者にあわせて切り替えたり、建物内のどこに誰がいるのかを監視するシステムなど。

脚注

出典

関連項目

外部リンク


「ウェアラブル端末」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウェアラブル端末」の関連用語

ウェアラブル端末のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウェアラブル端末のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2025 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【ウェアラブルデバイス】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウェアラブルコンピュータ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS