インドイラン語派とは? わかりやすく解説

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インド・イラン語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/30 08:15 UTC 版)

インド・イラン語派
話される地域 西アジア中央アジア南アジア
言語系統 インド・ヨーロッパ語族
  • インド・イラン語派
下位言語
ISO 639-5 iir
ユーラシア大陸におけるインド・ヨーロッパ語族の分布
  インド・イラン語派

インド・イラン語派(インド・イランごは)とは、インド・ヨーロッパ語族の主要な語派の一つ。サテム語に属す。約4000年前、インド・イラン祖語英語版はさまざまな言語に分化して、やがてイランインドの諸古典語になった。その諸古典語のなかにはアヴェスター語サンスクリット語古代ペルシア語などがある。次第にその古典語から現代的言語のヒンディー語ペルシア語になっていった。 また歴史的にこれらの言語はアラビア語の影響を強く受けた言語が多く、また、インド語派の諸言語はドラヴィダ諸語に大きな影響を与えた。

古典語はインド・ヨーロッパ語の基本的な形式をよく保っているが、現代語では大きく変化し、例えば名詞のを失ったもの(現代ペルシア語ベンガル語など)もある。

シンタシュタ文化の担い手はインド・イラン語話者であったと、一般に考えられている。

インド・イラン語派の諸言語

インド語群の分布(ウルドゥー語はHindiの範囲に含まれている。ロマ語ドマリ語、ロマヴレン語はこの地図の範囲に含まれていない。)
  中央語群
  東部語群
  北部語群
  北西語群
  南部語群
  シンハラ・モルジブ諸語
イラン語群の分布: ペルシャ語(緑色)、パシュトー語(紫色)、バローチー語(黄色)、クルド語(空色)、ほかイラン系諸語
インド語群
ヌーリスターン語群
イラン語群

関連項目


インド・イラン語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:28 UTC 版)

インド・ヨーロッパ語族」の記事における「インド・イラン語派」の解説

「インド・イラン語派」も参照 サテム語群西アジア南アジアにかけて分布インド語派イラン語派発見されているもっとも古い言語同士意思疎通可能なほど似通っており、まとめて扱われる印欧語族分類一般に12語派程度表現されるが、その場ダルド語派カーフィル語派数えていない。 インド語派 - サンスクリット語プラークリット語パーリ語ヒンディー語ウルドゥー語ベンガル語ネパール語など イラン語派 - アヴェスター語♰、ペルシア語パシュトー語クルド語など ヌーリスターン語派 - かつてはカーフィル語派呼ばれたヒンドゥークシュ山脈山中散在。ただし別の語派として扱う説もある。

※この「インド・イラン語派」の解説は、「インド・ヨーロッパ語族」の解説の一部です。
「インド・イラン語派」を含む「インド・ヨーロッパ語族」の記事については、「インド・ヨーロッパ語族」の概要を参照ください。

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インド・イラン語派

出典:『Wiktionary』 (2021/07/29 09:57 UTC 版)

名詞

インド・イラン語派(インド・イラン ごは)

  1. インド・ヨーロッパ語族語派一つ

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