ちやとは? わかりやすく解説

ちや

「ちや」とは、土佐弁において「~だよ」「~だから」「~と言っている」のような意味合い語尾として用いられる表現である。

方言として以外では、地名人名などに「ちや」と読む名が使われることがある

方言の「ちや」の意味

方言の「ちや」は、高知県中心として使用されている土佐弁のひとつである。基本的には、表現強調するために、言葉最後に付け足す形で使用する

「~ちや」は主に「~だよ」「~だから」「~と言っている」といった意味合い表現する。たとえば、相手禁止意図伝え場合、「いかんちや」といえばおおむね「駄目だよ」「いけないから」のような意味合いになる。また、相手聞き返す場面では「何だって?」という意味で「何ちや?」のような言い方用いられることもある。

「~ちや」は、基本的には、相手に対して念を押したり、再確認したりする場面で用いられる念押し表現という性質上、威圧的な態度受け止められ場合もあるため、使い所を選ぶ側面がある。

名詞としての「ちや」の基本的な意味

「ちや」は、「千谷」あるいは「千屋」の読み方でもある。「千谷」は新潟県、「千屋」は岡山県にある地名である。

「千(ち)」という言葉には「たいへん数多くある」という意味がある。たとえば「千種(ちぐさ)」は「数多くの(種類の)」を意味し、「千鳥(ちどり)」も同じく数多くの(種類の)」、「千歳(ちとせ)」は(1000年というよりもむしろ)「とても長い年月」を意味し、「千尋(ちひろ)」は「たいへん長い・高い・深い」という意味である。

このように考えると、「千谷」は「谷が無数にある場所」という意味、同じく千屋」も「屋敷数多くある場所」といった意味の名称と解釈しうる。

「ちや(名前)」とは

「ちや」は、人名(姓もしくは名)としても用いられることがある

名字で「ちや」と読む場合代表例としては「千谷」が挙げられる。これは、地名千谷由来する名として考えられる

千屋」という名字もある。この名字は、数多く屋敷構えた人の名字として定着した可能性が高い。

千葉県あたりの地域には「血矢」という名字がある。この「血矢」という名字の由来定かでない明確にはなっていない。「合戦弓矢用いて大量の血を流した」というような推察も可能かもしれないし、あるいは単に「千屋」か「千谷」が転じた当て字であるかもしれない

名字でなく名前としての「ちや」は、たとえば「千也」や「知也」の読み方として用いられうる。

「ちや(アニメの登場人物)」とは

架空キャラクター名称としては、マンガおよびアニメ作品ご注文はうさぎですか?通称ごちうさ」)」の主要キャラクターひとりである「宇治松千夜(うじまつちや)」が挙げられる

ごちうさ」に登場するメインキャラクター基本的に飲み物にちなんでおり、「宇治松千夜」は「宇治抹茶にちなんだ名前である。つまり「ちや」という名前そのものそれほど深い意味が込められているわけではない

~ちや

[意]①~と言えば[例]竹田ちや、カボスじゃろ(竹田と言えばカボスですね②~だって(疑問形で)[例]なんちや(何だって?)

チヤ

読み方:ちや

  1. 同上(※「さんがつがくや」「しわすかだん参照)。〔第六類 人身之部・宮崎県

分類 宮崎県


地家

読み方:ちや

  1. 居住地スリをする者。〔掏摸
  2. 居住地スリをする者。

分類 掏摸

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

読み方
ちや

千屋

読み方
千屋ちや

血矢

読み方
血矢ちや

ちや

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 14:30 UTC 版)

千屋」の記事における「ちや」の解説

地名 千屋 (新見市) - 岡山県新見市北部にある地区千屋千屋実千屋花見千屋井原からなる千屋村 (岡山県) - 岡山県存在した町村制成立阿賀郡、のち阿哲郡所属現在の新見市千屋地域千屋村 (岡山県哲多郡) - 岡山県町村制前に存在した近隣新郷村新設後、上記千屋村移管日本人の姓 千屋寅之助 - 坂本龍馬義弟。 その他 千屋牛 - 新見市千屋地域生育されブランド牛千屋ダム - 高梁川上流部新見市坂本菅生地域にあるダム湖

※この「ちや」の解説は、「千屋」の解説の一部です。
「ちや」を含む「千屋」の記事については、「千屋」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ちや」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「ちや」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ちや」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||

7
100% |||||

8
100% |||||

9
100% |||||

10
100% |||||

ちやのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ちやのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
豊語林豊語林
Copyright (C) 2025 豊語林 All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの千屋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS