その他、地表の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 16:14 UTC 版)
ゼゾ 白菱の梁の一族を300年に渡り守ってきた正規人形の男。少年のような容姿。白菱の梁で生きる者達の親代わりと言える存在。 城をリベドア帝国に襲撃された際、エスローにAMBとコード、タイターニアを預けて鎧化し、一人抗戦するも対正規人形弾に倒れて胸部より上を残した状態で拷問される。脳に深刻な損傷を受けたまま放置されていたが、襲撃から90日を経て戻ったエスローによって介錯される。 左右の手から衝撃波を放つ特殊能力を持つ。鎧化形態の色は紫。ゼゾがコードに適合するまで47人の犠牲を出したという。 エオ 白菱の梁の黒髪の少年。エスローの教え子として食料採取に同行した帰り際、リベドア帝国兵に追われるタイターニアを発見して助けに入るも帝国兵に撃たれ、エスローに救われる。 タイターニアのコードで正規人形になって帝国と戦うと言い出すが、無鉄砲をシオ達に咎められ、ゼゾにも窘められる。帝国の襲撃による戦闘で敵に突進し、レンズ砲で頭を消し飛ばされる。 ビコ 白菱の梁の長い金髪の少女。エスローの教え子として食料採取に同行した際にタイターニアと遭遇する。リベドア帝国兵に撃たれたエオを助けに飛び出し、エスローに帝国兵銃撃を決断させる。その晩、風呂場で脱衣中の姿をエスローに見られて一人紅潮する。 帝国の襲撃時、ゼゾにAMBの所在を吐かせるために捕獲拷問され、イーユの基地で洗脳されて帝国の転生者になる。北合成スラブ地方第三捕虜収容所にてイーユと共にエスローを待ち構え、エスローの呼びかけも虚しく自ら戦闘を申し出て鉈に似た形の武器を振ってエスローの右下肢を建物ごと切断する。ビコを傷付けたくないエスローが意を決して放った胞衣弾を胸に受けて行動不能に陥り、帝国船に回収されて逃亡する。 その後、ゴイ中将の配下となった様子が確認され、時を置き、エスローと取引をした聖遺物捜索旅団を処罰する転生者部隊に駆り出されてジェイトの船を一刀両断し、再度エスローと対峙する。 シオ 白菱の梁の褐色肌の少年。エオ、ビコと共にタイターニアを目撃する。リベドア帝国との争いのきっかけを作りながら燥いでいたエオに怒りを向ける。同室のエスローに気遣いの言葉を掛けて就寝後、帝国船の城への砲撃によって瓦礫に潰される。 デイナ 白菱の梁の黒髪ボブの女性。自分を責めるエスローに皆を守ったと言って励ます。リベドア帝国の襲撃時に仲間と抜け道へ向かっていたが、首を落とされた姿をエスローに発見される。 オータ イルフ・ニクの青年。ケーシャの入浴を覗いたと誤解されたエスローに親しみを持ち、狩りに誘う。トオスによる隠れ里への襲撃後も生き残った。ウメ衝突時もタイターニアが教えた避難場所へ仲間達と辿り着き、他の民族と共に難を逃れる。 ユーゾウ イルフ・ニクの青年。カジワンの従者として共にタイターニアの左腕を奪って恒差廟に向かう。途中の絶壁で酸素不足となり、意識が朦朧として転落死する。 ブガ エスロー達がカジワンを追う最中に助けた少年。帝国に攫われた町の人々を運ぶプロトラクターを一人追っていて落馬し、クダワタリに襲われて左腕を失う。エスローから貰った弾丸でプロトラクターを見事撃ち倒し、人々を町へ連れ帰る。 ンクートホカ、ヌユエボホカ ある村で何者かに止められた湯管のバルブを緩めに来た青年二人。マヒヌテに首を折られて吊るされる。 ハニツホカ ンクートホカとヌユエボホカが暮らしていた村の老齢の男。村の守り神マヒヌテが村人を殺すことに堪え兼ねて話をつけに行く。マヒヌテにどこか遠くへ行くよう頼むも聞き入れて貰えず、準超構造体製の槍でマヒヌテの頭を刺突するが、殺害に失敗して襲われそうになったところを通り掛かったエスローに救われる。 マヒヌテ ハニツホカ達の村の守り神で「マヒヌテ様」と呼ばれている。昔から何かの拍子に怒ることもあったが、近頃はすっかり異常をきたして殺される村人が増えた。湯管のバルブを閉めたのもマヒヌテの仕業。話し合いに来たハニツホカをその祖父タシクホカと間違える。どこかへ立ち去るように頼まれて拒んだ事から準超構造体製の槍で頭を突かれるも脳には至らず、唐突に鎧化したところを通り掛かったエスローに撃たれて死亡し、胞衣を回収される。元はハニツホカの先祖で転化に失敗した不完全な正規人形。人間形態は全裸で髪が長く、乳房のようなものが見られる。
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