がん告知と晩年とは? わかりやすく解説

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がん告知と晩年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 19:26 UTC 版)

三波春夫」の記事における「がん告知と晩年」の解説

1992年平成4年7月22日過去ヒット曲にハウスサウンドやラップレゲエ導入してリメイクしたアルバム『オマンタせしました! HARUO IN DANCE BEAT』を発売11月21日発売したシングルジャン・ナイト・じゃんフジテレビ系深夜アニメスーパーヅガンED曲) / Ika-Never」でもラップ挑戦した同年ゲームソフトヨッシーのクッキー』のCMレゲエアレンジされた「炭坑節」の替え歌披露するなど、この時69歳という年齢ながら、ジャンル囚われない精力的な音楽活動展開し抜群リズム感とともに実力示した同年7月23日新宿日清パワーステーション開催されアルバム発売記念のライブイベント"HARUO IN DANCE BEAT"では電気グルーヴ共演、また12月にはジュリアナ東京でもライブ開催している。その柔軟な姿勢若年層にも受け入れられライブでは若い観客三波歌声狂喜乱舞した。 1994年平成6年1月体調崩して訪れた東京都内病院前立腺癌診断された。発見され時点で既に早期ではなく当時マネージャーだった娘・美夕紀が、父・三波と母を前に病名告げた三波動揺するともなく穏やかに仕事しながら病気闘っていきましょう」と家族語ったという。また、完ぺきな形で歌を歌っていきたい」との強い思いから死去するまで家族以外には一切病名隠し通し抗がん剤影響頭髪薄くなると、植毛施して病を感じさせない変わらぬ容姿歌手活動継続した病名告知以後8月には東京歌舞伎座にて『芸道55周年記念リサイタル』を開催また、長編歌謡浪曲集大成として制作していた2時間25分の組曲アルバム『平家物語』1994年)を構想10年執筆6年という歳月をかけた上で無事完成させる。この「平家物語」で、第36回日本レコード大賞企画賞を受賞しこの年仕事無事に乗り切ったことでその後闘病生活自信持ったという。また、この年には勲四等旭日小綬章受章している。 1997年平成9年)には永六輔作詞の「明日咲くつぼみに」を発表。これ以降、永と親交深め永の番組トークイベント参加したり、老人ホームへの慰問などの活動にも尽力した1998年平成10年8月6日には、さだまさしが平和へ祈念込め長崎開催した無料コンサート、「1998 夏 長崎から さだまさし」にゲスト出演し、「この山は、この川は」と「世界の国からこんにちは」、「大利根無情」の3曲を歌った体調悪化のなかであったが、大利根無情においては晩年期歌唱キーよりも半音高い往年のキー見事に歌い上げ観衆拍手喝采浴びた後年NHK放映され三波追悼番組三波春夫ん~日本の歌をありがとう~』の中でさだは、「失礼かもしれないけれども、御見それしましたと言いたい。あのお歳で、あれだけ観客ひきつけるオーラ…。やはりライブのできるシンガー本物なんです私たちシンガー表現する上で迷いの中で生きているですよ。しかし、98年三波さんのステージは、淡々と私はこれです! 私、ここです! っていうものを感じて、私は非常に好きだったな…」と思い出語った。この時の交流きっかけとなり、1999年6月23日発売された、さだのアルバム季節の栖』では、さだの依頼を受け、収録曲作詞担当している〈「星座(ほし)の名前 」〉。 1990年代以降、自らのシベリア抑留体験積極的に語るようになり、実際に当時収容所跡地にも出向いて抑留生活面影辿り歩いた2001年にはその様子を収録したドキュメンタリー番組制作されている。

※この「がん告知と晩年」の解説は、「三波春夫」の解説の一部です。
「がん告知と晩年」を含む「三波春夫」の記事については、「三波春夫」の概要を参照ください。

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