がん専門相談員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/01 23:08 UTC 版)
「がん相談支援センター」の記事における「がん専門相談員」の解説
がん相談支援センターは、国立がんセンターがん対策情報センターによる「相談支援センター相談員研修・基礎研修(1)~(3)」を修了したがん専門相談員によって構成されている。 基礎研修(1)は、がん対策、がん相談支援センター/がん専門相談員に求められる基本的な姿勢、相談支援、社会資源、臨床腫瘍学、精神腫瘍学、緩和ケアの7科目。 基礎研修(2)は、がん予防、がん検診、診療ガイドライン・エビデンス、支持療法、臨床試験、肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、肝がん、血液がん、アスベスト関連疾患とその補償について、の12科目で構成されている。 基礎研修(3)では、がん専門相談員の役割、コミュニケーションスキル、相談支援のプロセス、患者団体等による当事者活動に関する講義の他、乳がん患者への相談支援や肺がん患者の家族への相談支援をグループワーク形式で行う。 がん専門相談員の職種と人数は、がん情報サービスで公開されている各病院のがん専門相談員の内訳データから算出した結果、平成27年現在、ソーシャルワーカー・社会福祉士1226人(43.3%)、看護師1013人(35.8%)、事務員162人(5.7%)、心理士99人(3.5%)、精神保健福祉士86人(3.0%)、医師77人(2.7%)、他にも保健師、薬剤師、管理栄養士などの他職種ががん専門相談員として対応している。
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