『ウルトラQ』に登場するゴメスとは? わかりやすく解説

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『ウルトラQ』に登場するゴメス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 08:01 UTC 版)

ゴメス (ウルトラ怪獣)」の記事における「『ウルトラQ』に登場するゴメス」の解説

第1話ゴメス倒せ!」に登場学名はゴメテウス(GOMETIUS)。東海弾丸道路第三工区地底から出現する設定では新生代第三紀ごろに生息していた肉食性獰猛な原始哺乳類であるが、劇中では変温動物であると説明されており、地中温度の上昇で長い眠りから覚めた発達した前腕地中掘り進み両手の鋭い爪と長い牙を武器とする。大きな甲羅状の頑丈な皮膚背中備え敵の攻撃から身を守る長く地中生息していたことから、カメラフラッシュ光などの強い光を苦手とする模様第三工区の北トンネル工事現場でリトラ対決し、尾を叩きつけたり牙で噛みついたりと獰猛な戦い方一時善戦するが、嘴で右目を突かれ形勢逆転し最後リトラシトロネラアシッド敗れて絶命する。 スーツアクター中島春雄デザイン東宝特殊美術課井上泰幸準備稿決定稿冒頭には「哺乳類胎生肉食姿形アザラシ状。前後肢に稍退化せるも水かき、特に前肢極端に発達し、鋭い爪を持ち上顎より牙が生えている」との記述があり、四足歩行怪獣想定されていた。 着ぐるみ1964年公開東宝映画『モスラ対ゴジラ』制作されゴジラ流用当初は、『妖星ゴラス』登場するマグマ着ぐるみ使用される予定だった。『三大怪獣 地球最大の決戦』撮影終了後に利光貞三八木康栄・勘寿、開米栄三村瀬継蔵らによって改造され円谷特技プロ貸し出された。ゴジラ胴体サラシ巻きその上に甲羅盛って口の付近に髭をつけるという改造について、開米は「この手法は戻すのも簡単」と述べている。撮影終了後、ゴメス返却先の東宝特美課にて『怪獣大戦争』制作された「大戦争ゴジラ」の頭を挿げ替え同年5月上野赤札堂デパート開催された「怪獣展」に展示された。その後、この「三大怪獣ゴジラ胴体」と「大戦争ゴジラの頭」を接合したゴジラは再び円谷特技プロ貸し出され、開米ら東宝特技課によってジラース改造された。さらに、このゴジラは再返却先の東宝特美課にて『三大怪獣地球最大の決戦』時の状態に戻された後、7月から『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』でのプール撮影使用された。 後頭部には前方向かって弧を描くように曲がった一本角がついている鳴き声動物園動物の声を録音して使用したもの。 ゴメス身長10メートルという設定のため、ミニチュアセットは1/5スケール造られた。 第18話虹の卵」のシナリオ第一稿と第二稿ではゴメス再登場する予定だったが、撮影時には着ぐるみがすでに東宝ゴジラ戻されていたため、第三稿(決定稿)より新怪獣パゴス変更された。 『総天然色ウルトラQ』では、ベースとなったゴジラ黒茶系の色に撮影用いた砂や赤土がついて黄茶系になると推測したうえ、特撮では巨大なものには青い照明用いられることから、緑系で着色された。また、本放送当時ソノシート怪獣ノートなども参考にされた。側頭部突起は、胴体同じくウレタン作られているものとい推測から、頭頂部の角とは異なる肉襞と解釈された。

※この「『ウルトラQ』に登場するゴメス」の解説は、「ゴメス (ウルトラ怪獣)」の解説の一部です。
「『ウルトラQ』に登場するゴメス」を含む「ゴメス (ウルトラ怪獣)」の記事については、「ゴメス (ウルトラ怪獣)」の概要を参照ください。

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