『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』
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「ゴジラ (2代目)」の記事における「『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』」の解説
出現地点は南太平洋レッチ島。 レッチ島の洞窟で眠っていたが、強制労働させられていた吉村たちの一計により、落雷を受けて覚醒する。エビラとの初戦では、熱線を硬い体に跳ね返され、水中に引きずり込まれるも激闘を経てエビラを撃退する。急襲してきた大コンドルを倒してエビラと再戦し、ハサミを喰いちぎって勝利する。さらにモスラにも戦いを挑むが、チョップで追い払われる。秘密結社「赤イ竹」がエビラによって全滅させられ、さらわれた人々がモスラによって救出されたあとはレッチ島に孤立し、「赤イ竹」秘密基地の核爆弾による島の自爆に巻き込まれるかと思われたが、人々の声からそのことを悟って海中へ脱出し、いずこかへ去る。 劇中では、人類の敵でも味方でもない中立の存在であると語られている。 もともとは『ロビンソン・クルーソー作戦 キングコング対エビラ』として企画された脚本を流用した作品であるため、キングコングのような擬人的なキャラクターとなっている。監督の福田純は、初めてゴジラ作品を担当したこともあり、色々と試行錯誤を行ったと述べている。 レッチ島での対大コンドル戦後には鼻を人差し指でこするが、これは加山雄三の「君といつまでも」に出てくる歌詞のせりふ、「シアワセだなぁ」の際に取る行動の真似である。中島は、円谷からの要望であったと証言している。 本作品で初めて、怪獣同士の本格的な水中戦が描かれた。水中シーンは、実際の水中での撮影とセットでの疑似水中を併用している。ゴジラを演じた中島春雄は、スキューバダイビングに長けていたという。
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